さくらのVPS(5) ~FreeNXを試す その1~

デスクトップ環境をインストールしたことで、VNCベースで「さくらのVPS」上の仮想マシンでデスクトップ環境が使えるようになったわけですが、正直遅いです。

で、WindowsのRDPくらい高速なものはないだろうか、と探していたらFreeNXというのがあることを知りました。

参考にしたのは(いつもの?)技術評論社のUbuntu Weekly Recipeの『第98回 FreeNXでリモート・デスクトップ環境を実現する』です。

早速、インストールしてみます。

FreeNXのPPAページをみると、「Technical details about this PPA」というリンクがあり、そこのプルダウンメニューで「Lucid(10.04)」を選択すると、必要なコマンド

deb http://ppa.launchpad.net/freenx-team/ppa/ubuntu lucid main
deb-src http://ppa.launchpad.net/freenx-team/ppa/ubuntu lucid main

が表示されます。これをさくらのVPS側で動いているUbuntu上のSynaptic パッケージマネージャでリポジトリに追加します。追加した後、指示に従って、パッケージマネージャで「再読込」をして、クイック検索で「FreeNX」と入力すると、関連するパッケージが表示されますので、「freenx」にチェックを入れると依存関係にある多数のパッケージのインストール確認が行われますので、それらを受け入れた後、インストールを行います。インストールは短時間で終わります。

次にクライアント側のインストールです。
クライアント側はNoMachine社のDOWNLOADページにある「NX Client for Linux」、その中の「NX Client DEB for Linux – i386」を使います。ローカルのUbuntuマシンでダウンロードしたファイルを「開く」とすると、パッケージインストーラが起動しますので、「パッケージのインストール」を押します。

インストールが完了すると、「アプリケーション」→「インターネット」の下に「NX Client for Linux」が追加されます。その中の「NX Client for Linux」を起動すると、「NX Connection Wizard」を起動しますので、接続先、SSHのポート、デスクトップの種類(これはUnixとGNOMEを選択する)などを設定します。

完了するとログインユーザー名とパスワードを入力する画面になりますが、パスワードを入力しても認証に失敗します・・・。

よく考えると、SSHの秘密鍵の位置もNX Clientは知らないはずだし・・・。
ということで、/etc/ssh/sshd_config を書き換えて、パスワード認証を許可してみると・・・ログインできました。VNCベースのものとくらべて非常に高速です。この速度なら完全にリモートデスクトップベースで使えます!

・・・が、やはりパスワード認証は閉じておきたいもの。もう少し調べてみます。

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