EagleCAD設計メモ ~そんなに甘くなかった~

EagleCADでの設計&OLIMEXへの発注を目指しているのだが、ライブラリについてはそんなに甘くなかったようである。ライブラリを選別して、そこから基板を設計すればいいかと思っていたのだが、いろいろと落とし穴があるようである。

まず、ULPの statistic-brd.ulp にパターンをかけると設計したボードの統計情報がとれるようなのだが、いろいろと問題がありそうである。うーむ、と思って調べてみたところ、皆さんいろいろ苦労しているようなのである。

「DRILL/HOLE」のシートを見ると、使用しているドリルが、0.6mm、0.8mm、1.0mm、1.1mmの4種類になってしまった。OLIMEXの標準は0.7mm、0.9mm、1.0mm、1.1mm、1.3mm、1.5mm、2.1mm、3.3mmだけなので、0.6mmと0.8mmは非標準である。

「BOARD」のシートを見ると、

・0.2540 - Wire width < 0.3000
・0.2540 - Pad Restring < 0.3000
・0.2032 - Via Restring < 0.3000
・0.2540 - Clearance < 0.3000
・0.0000 - Isolate Polygon < 0.3000
のところに黄色い「!」マークがついている。DRCでは10milsでOKになっているにも関わらず、3番目のVia Restringの部分が 8mils となっているので、実働15日コースになってしまう。

また、使用しているレイヤーは、

1 Top
16 Bottom
17 Pads
18 Vias
20 Dimension
21 tPlace
23 tOrigins
24 bOrigins
25 tNames
26 bNames
27 tValues
28 bValues
29 tStop
30 bStop
32 bCream
36 bGlue
40 bKeepout
44 Drills
51 tDocu

52 bDocu
となっている。赤字はこちらのページで紹介されているOLIMEX標準レイヤである。(OLIMEXのページで見つけられなかった・・・と思ったら、このページの真ん中辺りに、「IMPORTANT! When you send Eagle .BRD files for processing please note that we process only with EAGLE’s DEFAULT post-processor setings: TOP: Layers 1, 17, 18; BOTTOM: Layers 16, 17, 18; SILK: Layers 20, 21, 25; TOPMASK: Layer 29; BOTTOM MASK: Layer 30 If you put information on other layers please post-process the BRD file by yourself and switch ON the layers you are using, then send us the Gerbers and NC drills for manufacturing.」という記載がありました。)

ライブラリは実際に使うものを一点一点確認しながら集めるしかないのかも。

≪参考にしたページ≫
OLIMEXで基板を作る
EAGLE and OLIMEX

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