ESP32-CAMをテスト

Aliexpressで見つけた格安カメラモジュールのESP32-CAMを入手したので試してみました。OV2640カメラモジュール付きで$7.5という激安っぷりです。

1.ESP-IDFのインストール

まずはファームウェアをビルドするために ESP-IDF をインストールします。
インストールは https://github.com/espressif/esp-idf に沿って行えば難しくありません。(初期のESP8266の頃に比べると随分簡単になったような気がします)

環境変数を設定するため、~/.profile に以下を書き足します。

書き足したら、一旦ログアウトしてログインし直して、作業環境に反映させます。

2.ハードウェアの準備

ハードウェアの情報については、githubに上がっている仕様書を参考にしました。(※ダウンロードできなくなると手も足も出なくなるので同じものを113990580 ESP32-CAM Product Specificationに上げておきます。)

今回は、USBシリアル変換にFT234X使用のこちらを使いました。Linuxだといろいろトラブルが起きるのですが、セルフパワーで動かす分には大丈夫そうなので使ってみます。

ブレッドボード上にこんな感じで組んでみました。
シリアルの接続と、電源の供給(電源は仕様書の記載ではVccではなく5V端子に供給するようです)、それからブートローダモードにするためのIO0端子をGNDに落とす線の5本です。

3.サンプルのビルド

サンプルをビルドしてみます。

で環境設定をします。環境設定が完了したら、IO0端子をGNDに落とした状態でリセットボタンを押してブートローダモードに入ります。
※ウラ面なので、ブレッドボードに設置した状態だと大変です。リセットを押した瞬間に白色LEDが一瞬つくので、リセットを押せたかどうかは確認できます。

このとき、

としてシリアルをモニタしておくと、以下の表示が出ますのでダウンロード待機状態であることが確認できます。

screen コマンドを終了してから、

でビルドと書き込みを行います。完了したら、IO0のプルダウンを外してリセットするとシリアルに115200bps N81で以下のように繰り返し出力されます。

ということで、Hello world!を出力後、再起動を繰り返します。

4.カメラにブラウザでアクセス

以下のサイトを参考にして行いました。(参考というか、Windows環境かLinux環境かの違い程度で概ねそのまんまですが)
https://robotzero.one/esp32-camera-module/

顔認識のサンプルをgitから引っ張ってきます。

この中のCamera Web Server Exampleを動かしてみます

以下の項目を設定して保存します。

保存したら、ビルド&書き込みです。

しかし、ここで

というエラーが発生してしまいました。
ぐぐると、esp-idfが古そうな感じです。しかし、

としても更新してもダメでした。でも、よくみるとesp-whoディレクトリの下に、esp-idfが丸ごと含まれているっぽいです。ですので、こちらを IDF_PATH に設定して試してみます。

ということで、python絡みで何か文句を言っています。結局は pip がないために依存関係が満たせていないようです。

としてpipと必要なものをインストールした後、

で無事にビルド&書き込みができました。

しかし、書き込んでIO0のプルダウンを外してリセットしてもSSIDが見えません。

で見てみると、

ということで、Wi-Fiの初期化のところでBrownout Detectでリブートを繰り返しています。

PCから長いUSBケーブルで給電とシリアルコンソール確認を兼ねているので、電源のインピーダンスが高いことは確かです。そこで、1000uFのコンデンサをVcc-GND間に追加したところ、Webサーバの起動まで進むようになりましたが、スマートフォンを帰属させるとやはりリブートしてしまいます。そこで、短いケーブルでACアダプタから直接給電したところ、192.168.4.1にブラウザでアクセスすると設定画面が表示され、Get stillでカメラ画像も取得できるところまで行きました。
しかし、それでも動作が不安定です。FT234Xのシリアル変換モジュールには100mAのポリスイッチが入っているので、こいつが悪さをしているのか、あるいはまだ電源のインピーダンスが高いのかわかりませんが、今日はここまでとします。今後、レスポンスがどのくらいなのか、確認はしてみたいと思います。

#どのくらいのパフォーマンスか見たいだけなので、もう少し試してみたら、積みボードになりそう。

TTGO T-Cameraを開封レビュー

Twitterで見かけたESP32 WROVERとセンサー色々搭載のTTGO T-Cameraを購入してみました。(⇒Aliexpressのページ

ESP32 WROVERにカメラ、人感センサ、温度・湿度・気圧センサなどのセンサ、0.96インチのOLEDディスプレイ、I2Cでの外部拡張端子がついて、魚眼レンズタイプで17.6ドル(今はさらに下がって16.5ドル)で入手できる上に、githubでArduino環境のソースコードまで手に入ります。

梱包は比較的簡易なものでしたが、このようなポリプロピレン製のケースに入っているので、潰れて送られてくる、ということはなさそうです。

ポリプロピレンケースの中に入っていた製品はこのように帯電防止の袋に入れられて密封されていました。

開封するとこんな感じで、電池を接続するためのケーブルも添付されていました。ここにLiPoをつないで充電ができるといいのですが、そこまではまだ調べていません。

裏面はこんな感じです。

MicroUSBの端子がついているので早速適当なUSBの電源アダプタにつないでみると、こんな画面で崩れて表示されてしまいました。

この状態でも無線APとして動作していて、スマートフォンで接続でき、ブラウザで 2.2.2.1 に接続するとカメラ画像の取得などができました。

電源をPCから取ると、このように正常に表示されました。ACアダプタやモバイルバッテリーは軽負荷時にノイズが大きいので、その影響だったのだと思います。
しかし、温度表示が39.61℃と異常な値が表示されています。カメラ右下についているのがBME280だと思いますが、ESP32の自己発熱でかなり温度が上がってしまうのでしょうか??
温度がおかしいと、気圧や湿度も補正できないはずなので、残念です。

・・・と思ったら、バージョンアップ(?)により役に立たないBME280は削除されているようです。

ま、とりあえずおもちゃ入手レポートでした。(なんかおもちゃばっかりですが・・)

追伸

IPS液晶搭載の後継モデルが出ていました。人感センサとスイッチがなくなっているようですが、カラー液晶、MicroSDカードスロット搭載、BME280復活となっています。スイッチが残っていればUIとかも付けられるかな?と思うのですが、スイッチ無しなので用途がいまいち思いつかないところです。(バッテリー駆動するなら不要なときは液晶をOFFにしたいですし)

Arduino IDE 1.8.8を動かしてみた

久しぶりに Arduino IDE を使ってみたくなったのでLinux Mint 18.1 LTS上にインストールしてみました。ターゲットボードはずっと前に秋月で買った ESP32-DevKitC ESP-WROOM-32開発ボード です。

インストールの手順はこちらに記載されているとおりなのですが、なにはともあれ、こちらからArduino IDE 1.8.8 Linux 64bitをダウンロードして、ホームディレクトリに展開します。

展開したディレクトリに移動して、インストールスクリプトを起動します。

これでメニュー上に追加されます。

「ファイル」→「環境設定」で環境設定画面を開きます。設定の下の方にある「追加のボードマネージャのURL」に「https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json」を入力(下記)します。

次に、「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャ」

で「esp32 by Espressif Systems」のところにある「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。完了すると「ツール」→「ボード」でESP32を搭載したボードが大量に出てくるので、「ESP32 Dev Module」を選択します。

次に、サンプルを動かしてみます。今回はNTPサーバーにアクセスして時刻を取得するサンプルを動かしてみました。まず、「スケッチ例」→「ESP32」→「Time」→「SimpleTime」でサンプルを開きます。開いたら、上の方にある ssid と password の部分に手近な無線LANアクセスポイントの設定を記述します。

チェックマークをクリックしてビルドすると、エラーが発生します。いろいろ調べると、python の pyserial モジュールがないために発生するようなので、インストールします。そもそも、pip も入っていなかったので、インストールしました。

ビルドが通るようになったので、書き込んでみます。

「ツール」→「シリアルポート」で /dev/ttyUSB0 を選択した後、「ツール」→「シリアルモニタ」でシリアルモニタを開き、速度を 115200bps に設定します。その後で、右矢印マークをクリックするとビルドして書き込み、実行します。

うまく行けば、NTPサーバから取ってきた時刻(UTC)が表示されるはずです。

意外にあっさりと動いてしまいました。

ESP32搭載可能なFPGAボード

Hack a dayを見ていたら、新しいFPGAボードの記事が出ていました。搭載しているFPGAがLatticeというのがちょっと好みがわかれそうな気がしないでもないです。このボードの仕様一覧をみていて気づいたのですが、仕様をざっと並べると

  • FPGAは Lattice ECP5 LFE5U-85F-6BG381Cで、84KのLUTと3.7Mbitのメモリを内蔵
  • JTAG I/F用のFT231XSを搭載
  • 32MBのSDRAMを搭載(DDR2とかじゃないので、設計が楽なはず^^;)
  • コンフィグ用を兼ねた4-16MBのフラッシュ(まだ容量確定してないのかな?)
  • MicroSDスロット搭載
  • LED11個、ボタン7個、4極3.5mmジャック
  • 0.96インチのカラーOLEDディスプレイが取付可能
  • ESP-32取付可能(WiFi越しに独立してJTAGをWebで操作可能っぽい!)
  • 無線用アンテナ(27,88−108,144,433MHz)搭載
    (88-108MHzはFMラジオ受信用、他は無線リモコンの受信用ですかね。後者は日本では使えないと思いますが)
  • ADC搭載

ということで、ケーブルレスでFPGAのコンフィグができそうです。JTAGつなぐのめんどくさいのでケーブルレスで行けるのなら面白そうです。ただ、価格帯は$60〜$200ということみたいなので、具体的に何かネタ(と時間と気力)がないとちょっと手が出ないかも。

ESP32でNTP Clientを動かしてみた

一昨日のESP-WROOM-32(ESP32)をArduino IDEで動かしてみた続きです。

Arduino IDEにはWiFi関連のサンプルプログラムがあるので、動かしてみました。

「ファイル」⇒「スケッチ例」⇒「あらゆるボードのスケッチ例」⇒「WiFi」の下にいくつかサンプルが有りますが、こちらはESP32環境ではビルドできませんでした。Espressif社提供のライブラリとArduino IDEに初めから付いているWiFiライブラリでは完全に互換ではないようです。(確か、バージョン情報を取得するようなライブラリでコケてたような気がします)

「ファイル」⇒「スケッチ例」⇒「ESP32 Dev Module用のスケッチ例」⇒「WiFi」の下の「WiFiIPv6」というのを開いてみると、NTPクライアントプログラムのように見えますので、これを動かしてみることにします。
スケッチ例を開いて、冒頭にある

の部分にSSIDとパスワードをセットして名前を付けて保存、シリアルポートを /dev/ttyUSB* に設定した後、シリアルモニタを起動して、次に基板上のタクトスイッチを押しながら、「マイコンボードに書き込む」としてやると、ビルドと書き込みが行われます。タクトスイッチは「Writing at 0x00010000… (5 %) 」という表示が出たところで離してもOK。

書き込みが終わると、ESP-WROOM-32モジュールは勝手にリブートして起動します。

 

シリアルモニタ側には IPv6 でのステーションとしての動作、アクセスポイントとしての動作状況の表示、IPv4のステーションとしての動作状況が表示され、IPv4のIPアドレス取得ができると、その後NTPクライアントが動作している状況が表示されました。

また、同時にアクセスポイントとしても動作しているので、スマートフォンのWiFiアナライザなどのツールでみると「esp32-v6」というSSIDでのアクセスポイント動作が確認できました。

ESP32を動かしてみた

ふと秋月のWebサイトをみていたら、ESP-WROOM-32が発売になっていました。早速、秋月へ行ってゲットしてきました。

で、とにかく動かしてみます。すでに先達もいるようなので、参考にさせてもらいながら、なるべく手抜きして動かします。開発環境はESP-WROOM-02の時と同様にArduinoで動かします。

使用した部品

使用した部品は以下の通りです。

  • ESP-WROOM-32
    まずこれがないと、ですね。
  • FT-232RQ USBシリアル変換キット
    最近のお気に入りのUSBシリアル変換基板です。Linuxでも安定して動作するのでGoodです。
  • NJU7223DL1
    3.3Vのレギュレータです。データシートの回路図だと入出力のコンデンサが小さくて済みそうなので、選びました。
  • 0.1uF 1608 チップコンデンサ✕3
    三端子レギュレータの入出力に各1個、USBシリアルのRTS端子とEN端子の間に1個
  • 22uF 1608 チップコンデンサ✕1
    ESP-WROOM-32の資料では電源入力に10uFが付いているので、手持ちの22uFのチップコンを使用
  • 10kΩ 1608 チップ抵抗✕2
    1個はEN端子のプルアップ、もう1個はIO0端子のプルアップ
  • 0.022uF 1608 チップコンデンサ✕1
    EN端子の入力とGND間に接続
  • 適当なタクトSW✕1
    IO0端子をGNDに落としてダウンロードモードに移行させるのに使います
  • ユニバーサルプリント基板
    これを使いました。最近は軽量化を目指して薄めの基板を使ってます。この基板は両面なのですが、内面がスルーホール処理されていないので表裏の接続ができていない箇所があってハマリました。
  • その他
    適当なピンヘッダ・ピンソケット、ポリウレタン被覆線、スズメッキ線

ハードウェアの組み立て

こちらの回路を参考に手抜きして作りました。

  • GND端子はUSBシリアル基板のGNDに接続
  • 3V3端子は三端子レギュレータの出力端子に接続
  • EN端子は10kΩでプルアップ、GNDとの間に0.022uF、USBシリアル基板のRTS端子との間に0.1uFを接続。この0.1uFによりPC側でRTSを制御するとESP-WROOM-32側にリセットがかかります。
  • IO0端子はプルアップ、および、タクトスイッチを接続して、ボタン押下でGNDに落ちるようにします。ボタンを押しながらArduino IDEで書き込み操作をすることで、書き込みモードへ移行できます。
    (注:IO0のプルアップは不要らしい。タクトスイッチによるIO0のコントロールがうまく行かなかった際につけたが、外してOKかは試していない。ちなみに、タクトスイッチでIO0がコントロールできなかった原因はノンスルーホール基板を使ったので基板の表裏で接続ができてなかったため。)
  • TXD0端子はUSBシリアル基板のRXDへ接続
  • RXD0端子はUSBシリアル基板のTXDへ接続

回路図はこんな感じです。15ピンのGNDは手抜きで接続していませんが、動いています。

 

こんな感じになりました。

ESP-WROOM-32は裏返しに両面テープで基板に貼り付けてあります。基板を作りなおす時も多分無事に剥がせると思います。

無計画に作ったので、裏側は汚いですw。左上のレギュレータ周りがどうしようもないですね。

まずはハードウェアの動作確認

Arduinoで書き込みをする前に、ハードウェアの動作確認をしておきます。
といっても、よくよく結線を確認した後、電源を投入(USBケーブルで接続)するだけです。
電源を投入したら、スマートフォンのWiFiアナライザなどアプリケーションで、「ESP-xxxxxx」というSSIDが見えることを確認しておきます。SSIDが見えればとりあえずESP-WROOM-32はアクセスポイントとして動作しているはずです。(注:Arduino環境の構築ができていれば、Arduinoのシリアルモニタで /dev/ttyUSB* を115200bpsでモニタすればブートローダなどの表示も確認できます)

Arduino開発環境の構築

PCはLinux Mint 18の64bit版です。

まず、arduino IDE をインストールします。その前に、古いバージョンをアンインストール。

arduino.cc から最新版の arduino-IDE をダウンロード。今回ダウンロードしたファイルは arduino-1.8.1-linux64.tar.xz です。

次に、arduino-esp32 をインストール。このページのコマンドをコピペ。

いよいよ起動します。デスクトップ上のArduino IDEのアイコンをダブルクリックして、Arduino IDEを起動。
起動したら、「ツール」→「ボード:xxx」→「ESP32 Dev Module」を選択でESP32モジュールを選択します。

サンプルを動かしてみる

次にサンプルを動かしてみます。シリアルに結果が表示されるものが良いと思うので、WiFiScanを動かしてみます。
「ファイル」→「スケッチ例」→ESP32 Dev Module用のスケッチ例の下の「WiFi」→「WiFiScan」選択すると、サンプルプログラムが表示されます。「ツール」⇒「シリアルポート」⇒「/dev/ttyUSB0(環境によって変わります)」でシリアルポートを選択した後、「ツール」⇒「シリアルモニタ」でシリアルモニタを起動しておきます。

準備ができたら「⇒」ボタンをクリックして、書き込んでみます。「⇒」をクリックする際にはIO0に接続したタクトスイッチを押しながらクリックすることでダウンローダを起動します。「Wrting … 」という表示が出たら、タクトスイッチのボタンを離します。

書き込み完了後はこんな感じ。

書き込みが終わると、シリアルモニタの方に表示が始まります。

 

こんな感じでSSIDのリストが表示されれば成功です。

ESP8266でSmartConfigを試してみた

長らく放置していたESP8266基板ですが、やっと動かしました。前回の記事から数えて約1年(ぉぃ)。回路図の定数に不適切な部分があってブートローダから先に進んでなかったのと、秋月のFT234X搭載の超小型UART変換基板だとなぜかLinux側が固まってしまうという事象に悩まされたためです(汗)。

で、まだ最低限の機能しか試してないのですが、回路図はこんな感じです。回路図の電源周りにいろいろわけのわからないFETが入っていますが、これはソフトウェア制御で電源OFFできるようにするのと、電池使用時に電源電圧を自身で測定できるようにするためです。電池を使えば Amazon Dash Button 相当のことができる予定です。

回路図

UART変換基板は結局秋月のAE-TTL-232Rを使いました。

開発環境はArduino IDE 1.6.12を使っています。昔調べた方法でボードマネージャでESP-8266を使えるようにして、ボードはGeneric ESP8266 Module、FlashメモリサイズはESP-WROOM-02に合わせて1M(64K SPIFFS)を選択しました。

2016-11-05-02-29-33

さらに1年間の進化は素晴らしいもので、smartconfigというWiFi周りの設定をAndroidスマートフォンでやる仕組みが登場していました。ArduinoのコードはGitHubのここから持ってきました。少しこの基板にあわせて修正したのが以下のファイルです。

修正したのは起動時のGPIO12のLEDの点灯と、ステータスのGPIOをGPIO16からGPIO13に変更、初期化が完了したら電源OFFする制御を追加したことです。これをコンパイルしてボードに書き込んでやります。

シリアルモニタで動作を確認しながら、スマートフォンで「ESP8266 SmartConfig」というアプリを動作させてESP8266モジュールに接続させる先のSSID(スマートフォンがつながってるSSIDが勝手に表示されます)と、パスワードを入力してCONFIRMを押してしばらく待つとESP8266側の接続設定がされるという便利なものです。

設定したSSIDとパスワードはフラッシュメモリ内に保存されて、次回は勝手にロードしてくれます。(上記のソースでは、起動後2秒たった瞬間にGPIO0がLレベルだと設定をクリアして再度設定待ちになります)

上記は電源投入〜SmartConfigによる設定〜APへの接続〜シャットダウンまでのシリアルコンソールのログです。楽でいいですね!

ESP8285が登場!?

例によってHack a Dayの記事から。

EspressifからESP8266の後継チップが登場しているようです。その名もESP8285。データシートによると、一言で言えば、ESP8266では外付けだったSPI Flash(8Mbit)が内蔵になっていて、より小さなモジュールが作れる、というところでしょう。

公式かどうかわかりませんが、開発用のボードもすでにあるようです。

Hack a Dayの記事には小さな小さなモジュールの写真が載っています。小さいことだけはわかるのですが、1元硬貨との比較ではサイズがよくわかりません。やっぱり比較は25セント硬貨とじゃないと・・・。
で、1元硬貨のサイズは直径25mmで、500円硬貨は直径26.5mmなので、ほぼ500円硬貨くらいのようです。となると、モジュールのサイズは9mm角くらいでしょうか。アンテナがないので、アンテナ付きだともう少し大きくなるでしょうが。

基板が届きました

やっと基板が届きました。10月11日発注で11月7日着なので、ほぼ4週間ですね。

ENVELOPE

前回は箱で届いたのですが、今回は封筒で届きました。よくよく見ると、差出人が「CHANGI AIRFREIGHT CENTRE」になっています。CHANGI=シンガポール・チャンギ国際空港です。たくさんの荷物(発送物)をシンガポールまでまとめて運んで、シンガポールから日本へ発送しているんでしょう。Tracking Numberが決まってからシンガポールを出るまでに10日かかっているので、梱包や送り状の貼付けは中国で行い、その後シンガポールまでは船便なのかもしれません。

<次回の参考にすべくTracking情報を追加しました>

日本郵便でのトラッキング:

Tracking

https://www.singpost.com/ でのトラッキング(トラッキングナンバーを入力して、表示されるステータスでトラッキングナンバーのところに張られたリンクを辿ると下記詳細が表示されます):

singapost

結局、「Information Recieved」というのは中国国内で受け付けした、という情報なのでしょうかね・・・。

PACK

こんな風にパッキングされて、プチプチ付きの封筒に入ってきました。

BOARD

右下の部分にCADにはない記号が入っています。以前は発注時に自分でオーダー番号をシルク面に入れないといけなかったのですが、今は勝手に空いているところに入れてくれるようです。(余計なものが勝手に入るのはけしからん、という考えもないでもないですが、オーダー番号が入るのは定尺サイズから安く基板を作るための方策でしょうし、自分で入れる手間を省いてくれるんだから歓迎ですね。)

出来はホビーユースとしては十分なレベルですが、気づいたところはこんなところです。

  • C1の枠のシルクが切れかかってます。
    裏側も寸法ギリギリの枠のシルクが入ってなかったりします。もう少しマージンが要るのかもしれません。
  • スルーホールにかかったシルクは欠損してます。
    基本的には設計で重ねないようにすべきだと思って作業していたのですが、いくつか重なっちゃってます。勝手にその部分は抜いているのか、抜けてしまうのかわかりませんが、問題ありません。
  • 取り付け穴用の穴は内面がスルーホールメッキされていませんでした。前回は内面がスルーホールメッキされていました。でも、CAD上は区別がないはずなんだけど、どうなってるのか謎です。
  • 写真の1枚は左上に傷が入ってますが、実使用上は全然問題ない範囲です。
  • ヘッダピン用の穴が小さいのではないか?
    既存のライブラリがそのまま使えそうなので、そのまま使ったのですが、確認漏れです。やっぱりいくら綺麗にCADで表示されても実物が来ないと気づかない点ってありますね。
  • いまさら思い出したけど、I2C接続の液晶を載せられるようにするのを忘れてた・・・

さて、次は部品実装です。

ESP32のβ版がもうすぐリリース!?

Twitterの情報(Espressifの中の人)によると、EspressifからもうすぐESP8266の次の製品が出るようです。

ざっと書いてあることは、こんな感じ。(意訳です。英語力ないので違ってても責任持てませんw)

我々は過去1年間ESP32と呼んでいる新しい製品の開発に全力を傾けてきた。皆さんのコメントを聞いて、細心の注意を払いながらそれらをリストアップし、最新のチップでは大部分を満足できるようベストを尽くした。皆さんの役に立てるよう、こんな機能をこのチップに搭載した。

  1. より速くなったWiFi。ビデオストリーミングができる144.4MBbps。また、新しいRFアーキテクチャを採用し、アプリケーションの回路がよりシンプルになるようにした。
  2. Bluetooth LE対応。レガシーも(もちろん)サポート。
  3. 160MHzで動作するデュアルコアのパワフルなTensilica L108プロセッサ。
  4. 低消費電力。Deep Sleep中でもADC変換などが可能。
  5. 周辺機能盛りだくさん。DMA付きのインタフェースで、タッチセンサ、ADC、DAC、I2C、UART、SPI、SDIO、I2S、RMII、PWM。申し訳ないがUSBはない。
  6. RAMたくさん。現時点で〜400kB。
  7. セキュリティ。AESとSSLのハードウェアアクセラレータ内蔵。
  8. 簡単になったAPI。

我々は開発者のサポートに全力を尽くすことを約束する。その1つとして我々が求めているのは、どのようにしたらツールチェーンを改善できるか、ということだ。我々はどんな意見でも歓迎する。
βテストはまもなく開始する。開発者向けのアプリケーションボードはこの先2週間以内に発送する予定だ。(ただ)限られた数しかチップがないので我慢して欲しい。合計200枚しか送れない。
最後に1つ、我々は情熱と才能のある開発者を探している。Espressifには興奮するような開発がたくさんある(ハードもソフトも)・・・製品に搭載するしないに関わらず。我々は常に応用分野を広げようとしており、我々に加わってくれる才能(ある人)をもっと必要としている。もし興味があるなら連絡して欲しい。我々は世界中から才能ある人が上海の私達に加わってくれることや、世界のどこからでも貢献してくれることを歓迎する。
我々の製品を気に入ってくれることを期待している。応援してくれる全ての人たちに感謝します。

・・・だそうです。

いや、すごいですね。盛りだくさんです。RMIIがあるので、PHYをつければEthernetも付くということですね。(無線LANコンバータやアクセスポイントを構成できるってことですね)
自分が気になるのは、

  1. 技適の取れたモジュールがいつ出てくるか?
  2. Arduino IDE対応はどうなるのだろうか?
    (やっぱりArduino IDEはお手軽ですからね〜)
  3. UbuntuやDebianでのクロスコンパイル環境構築が容易になるといいな。できれば Debパッケージで提供されたりapt-get/aptitude/synapticでインストールできたりすると嬉しいんだけどなぁ。
  4. ツールチェーンも重要ですが、サンプルプログラムもたくさん用意されるといいな。
  5. 電池でどこまで動くかなぁ?
  6. 高速なデータI/Fは何を使うんだろう?SDIOなのかなぁ?
  7. いくら位なんだろうか?

というところでしょうかねぇ。用途はたくさんありそうです。まさしく、「WiFi Everywhere!」「IP Everywhere!」という感じになりそうです。