Twitterの情報(Espressifの中の人)によると、EspressifからもうすぐESP8266の次の製品が出るようです。
ESP32 will be beta testing soon! pic.twitter.com/4hDtcy3wja
— John Lee (@EspressifSystem) 2015, 11月 5
ざっと書いてあることは、こんな感じ。(意訳です。英語力ないので違ってても責任持てませんw)
我々は過去1年間ESP32と呼んでいる新しい製品の開発に全力を傾けてきた。皆さんのコメントを聞いて、細心の注意を払いながらそれらをリストアップし、最新のチップでは大部分を満足できるようベストを尽くした。皆さんの役に立てるよう、こんな機能をこのチップに搭載した。
- より速くなったWiFi。ビデオストリーミングができる144.4MBbps。また、新しいRFアーキテクチャを採用し、アプリケーションの回路がよりシンプルになるようにした。
- Bluetooth LE対応。レガシーも(もちろん)サポート。
- 160MHzで動作するデュアルコアのパワフルなTensilica L108プロセッサ。
- 低消費電力。Deep Sleep中でもADC変換などが可能。
- 周辺機能盛りだくさん。DMA付きのインタフェースで、タッチセンサ、ADC、DAC、I2C、UART、SPI、SDIO、I2S、RMII、PWM。申し訳ないがUSBはない。
- RAMたくさん。現時点で〜400kB。
- セキュリティ。AESとSSLのハードウェアアクセラレータ内蔵。
- 簡単になったAPI。
我々は開発者のサポートに全力を尽くすことを約束する。その1つとして我々が求めているのは、どのようにしたらツールチェーンを改善できるか、ということだ。我々はどんな意見でも歓迎する。
βテストはまもなく開始する。開発者向けのアプリケーションボードはこの先2週間以内に発送する予定だ。(ただ)限られた数しかチップがないので我慢して欲しい。合計200枚しか送れない。
最後に1つ、我々は情熱と才能のある開発者を探している。Espressifには興奮するような開発がたくさんある(ハードもソフトも)・・・製品に搭載するしないに関わらず。我々は常に応用分野を広げようとしており、我々に加わってくれる才能(ある人)をもっと必要としている。もし興味があるなら連絡して欲しい。我々は世界中から才能ある人が上海の私達に加わってくれることや、世界のどこからでも貢献してくれることを歓迎する。
我々の製品を気に入ってくれることを期待している。応援してくれる全ての人たちに感謝します。
・・・だそうです。
いや、すごいですね。盛りだくさんです。RMIIがあるので、PHYをつければEthernetも付くということですね。(無線LANコンバータやアクセスポイントを構成できるってことですね)
自分が気になるのは、
- 技適の取れたモジュールがいつ出てくるか?
- Arduino IDE対応はどうなるのだろうか?
(やっぱりArduino IDEはお手軽ですからね〜) - UbuntuやDebianでのクロスコンパイル環境構築が容易になるといいな。できれば Debパッケージで提供されたりapt-get/aptitude/synapticでインストールできたりすると嬉しいんだけどなぁ。
- ツールチェーンも重要ですが、サンプルプログラムもたくさん用意されるといいな。
- 電池でどこまで動くかなぁ?
- 高速なデータI/Fは何を使うんだろう?SDIOなのかなぁ?
- いくら位なんだろうか?
というところでしょうかねぇ。用途はたくさんありそうです。まさしく、「WiFi Everywhere!」「IP Everywhere!」という感じになりそうです。
“ESP32のβ版がもうすぐリリース!?” への2件の返信