秋月の新しいGPSモジュールを試してみました

秋月の新しいGPSモジュール(単品ではなくキットの方)を試してみました。

このキットはこのUSBシリアル変換基板と接続して使うことを初めから想定しているのか端子配置が合わせられています。・・・が、Androidでも使ってみたいと思っているので、今回はあえてPL-2303を使用したUSBシリアル変換モジュールと接続するケーブルを作成しました。

まずは、aitendoのモジュールと同じ構成で中華Androidに接続、「You Are Here GPS」を起動するとしばらくして測位ができて座標が表示されました。GPSモジュール側でもLEDが1秒周期で明るく点滅するようになりました。さらに、中華AndroidのGoogle Mapsでも現在位置としては取得できたのですが、継続的にトラッキングしてはくれません(理由不明)。

そこで、今度はLinuxMint13環境で動かしてみました。

まずはwineとwine-geckoをインストールして、秋月のWebサイトに上がっているMiniGPS(GPSチップの製造元、MediaTekのソフトのようです)を動かしてみました。

$ cd ~/.wine/dosdevices
$ ln -s /dev/ttyUSB0 com1

としてからMiniGPSをwineで実行します。実行したらCOM1を選択して9600bpsに設定。測位が完了すると無事にGPS衛星の掴み具合を表示してくれました。(なお、後述のgpsdをインストール後はCOMポートに接続できなくなりますので要注意)

次にgpsdをsynapticでインストールしました。・・・が、これだけでは動いているんだかよくわかりません。せっかくGPSなのですから、マップ上に自分の場所を表示させてみたいものです。ググってみると、Vikingというのが定番みたいなので、Synapticでインストールしてみました。

使い方がちょっとわからなかったのですが、ウインドウの左側がレイヤーになっているようなので、

  1. 左側の下の方の「+」ボタンを押して、「New Map Layer」でOpenStreetMap(MapQuest)を追加します。以下のダイアログが開くので、
    Screenshot-Layer-Properties-1「Autodownload maps」にチェックを入れてOKを押します。
  2. 次に、「New GPS Layer」でGPSを追加します。ダイアログで「GPSRealtime Tracking mode」を選択して、以下のように設定します。
    Screenshot-Layer Properties

この状態だと現在位置はニューヨークのマンハッタンになっているのですが、追加したGPSを右クリックして「Start Realtime Tracking」を選択してしばらくすると、地図上に軌跡が描かれるようになりました。

Screenshot-Untitled-Viking-1

キャプチャ画面でもわかる通り、道路に沿って綺麗に軌跡を描いてくれます。

ちなみにこのVikingですが、aitendoで購入したモジュールでも同じように動作しました。
Linuxで動かすぶんにはPL-2303系のモジュールである必要はないと思うので、FT234Xのモジュールに変更して動かしてみようかと思います。

“秋月の新しいGPSモジュールを試してみました” への1件の返信

  1. お世話になります、中村と申します。
    以前に LFSの外付けUSB HDDからの起動の件で
    コメントしたものです。
    最近のLFSはどうなっているのかと、
    再びインストールしてみました。
    Ver7.8だと特に何もしなくても、LFSBookに従ってインストールすれば普通に外付けUSBから起動します。
    世の中日進月歩ですね。
    少し感動しました。
    今回インストールするなかでLFSにDebianのaptを移植しようとしたのですが、見事に挫折しました。
    その中で LFSの構築から、 BLFSでxfce、Lxde、Firefoxまでをインストールするシェルスクリプトを作りました。
    当方、HP等は持っておりませんので、公開する手段がありません。
    そこで、
    「ともさん」のところで 公開していただけないかと思い、コメントにて問い合わせ致します。
    コメントにはファイル貼り付けできないようですので、公開していただけるようなら、
    メール頂ければありがたいです。
    たいしたスクリプトではありませんが、
    ゴミとして削除するのも勿体ないので、 連絡いたします。

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