最近、眠気とCO2の濃度に関係があるというのを読んでCO2センサを物色しています。少し前までは少し大きめのセンサでそこそこ値段も張っていたのですが、最近はCCS811というMEMSタイプのセンサがでてきているようで、価格もこなれてきました。
そこで、CCS811について(いつもの)Aliexpressで物色して、ポチってみました。CCS811を搭載した基板は何種類かあるようなのですが、SI7021という湿度センサとBMP280(温湿度+気圧センサのBME280の湿度なしバージョン)を一緒に載せたもの、HD1080という温湿度センサを一緒に搭載したものがあるようです。もちろん、CCS811単品のものが一番安いです。
で、せっかくならCO2(の他にTVOCもCCS811は測定できます)だけではなく、温湿度・気圧も測れれば・・・と思ったのですが、意外に気になるのは温度は自己発熱の影響を受けることです。
で、ドキュメントを調べてみると、CCS811は内部にヒーターを持っているため結構消費電力が大きく、Idle Modeでは0.034mW@Vdd=1.8Vなのですが、1秒に1回測定するモードでは46mW、10秒に1回では7mW、60秒に1回では1.2mWの電力を消費します(Vdd=1.8V時)。
また、ENV_DATAレジスタというのがあり、温度・湿度を設定すると、それに応じて測定値を補正する機能があるようです。(スイッチサイエンスなどのサイトでは、オプションでNTCサーミスタでの温度補正ができるように書いてあるところがありますが、製品変更通知CN25-2017でサポートされない旨、記載されています)
したがって、一緒に搭載されている温湿度センサーは、CCS811の補正用ということだと思われます。補正用の温湿度センサーがない場合には、デフォルト値の25℃50%を前提にして動作するものと思われます。
データシート上の書き方としては「外部の温湿度センサが利用できる場合には補正に利用できる」という表現になっていますので、今回はCCS811が単独で載っているものをポチってみました。