最近、めっきりハードウェア遊びが減ってしまいました。
そんな中、ミニPCを買ってみました。
別に特定の製品を強く推奨するつもりはないので、画像だけ。

Intel N150を搭載したもので、メモリ8GB、SSD256GB、Windows 11 Proが載ったものです。称賛すべきところがあるとしたら、とにかく小ささです。別に常用PCにしようということではなく何度でもクリアインストールしていろいろ試すのに買ったので、何かあったらすぐ持ち出せるコンパクトさについてはスバラシイです。
起動するとすぐにセットアップが完了しましたが、この手のPCによくあるようなのですが、こいつもボリュームライセンスでしたので、個人でちゃんと使えるライセンスを要求しました。
さて、実際の実験環境に近づけるべくWindows 11のインストールメディアを作成して、クリーンインストールすると残念ながら標準のインストールメディアでは無線LANを認識しませんので、有線LANを接続してインストールを継続します。
次に引っかかるのがMicrosoftアカウントです。完全に実験用のPCなので、通常のアカウントに接続されるのは困ります。そこでぐぐってみると、
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/2039941.html
という記事が見つかりました。要は、インストールの途中で国または地域の選択まで進んだら、Shift+F10を押してコマンドプロンプトで、
start ms-cxh:localonly
と入力すると、ローカルアカウントの作成画面に進むことができました。(実際はMicrosoftアカウントのところまで進んでしまったので、戻るで個人アカウントか組織アカウントかの選択画面で実施しました)
インストールが完了したら、無線LANをなんとかしたいのですが、デバイスマネージャでドライバ更新とかしても先に進みません。そこで、デバイスIDとベンダIDを調べます。
デバイスマネージャで詳細の中にあるハードウェアIDを見ると、
PCI\VEN_10EC&DEV_B852&SUBSYS・・・
と出てくるので、PCIのベンダIDは10EC、デバイスIDはB852であることがわかります。Google検索などで「PCI 10EC B852」とかで調べると、RTL8852BEであることがわかりますし、ついでにドライバはMicrosoft Updateカタログにあることもわかりました。
Windows UpdateカタログでRTL8852BEで調べると、CAB形式のファイルがダウンロードできたので、中身のファイルを直接フォルダに置いて、デバイスマネージャでドライバの更新から展開したフォルダを指定してドライバをインストールしました。
デバイスマネージャにはもう一つ不明なデバイスがありますが、詳細をみるとACPI絡みのようなので、インテルのインテルドライバー&サポートアシスタントをインストールして動かすと、WindowsUpdateでは出てこないグラフィックスドライバの更新が1点出てきました。
ただ、これでは不明なドライバは解消せず、こいつのプロパティの詳細にでてくる「ACPI\INTC1057\2&DABA3FF&0」でググると、Microsoft UpdateカタログでACPI1057というキーワードで検索するとCABファイルが出てきたので、先ほどと同様にデバイスマネージャのドライバの更新からインストールすると、不明なデバイスが消えました。
これで再インストール手順が確認できました。