久しぶりにアナログ回路シミュレーションをやってみようと思う。
といっても、本格的にやるわけでもないし、趣味の範疇なので以前購入した BLUE BACKS の「電子回路シミュレータ入門」(加藤ただし著、講談社、ISBN4-06-257344-X)に付属していた CircuitMakerのStudent版にすることにする。
このソフトはそもそもWindows版なのだが、最近の作業はほとんどUbuntuでやっていることと、最近のWINE(Windowsのエミュレータ)の出来はかなり良くなっていると聞いたので、WINE上で動かしてみることにした。
実際に動かすまでの手順は以下の通り。
- WINEのインストール
これは簡単で、Synapticパッケージマネージャで、「WINE」を検索するとWINEがでてくるので、それを選択して待つだけ。バージョンは1.2のようである。 - CircuitMakerのインストールファイルを適当なところにコピーする
添付CDーROMに入っていたCircuitMaker Student版のインストーラでは、実行属性がついていないので蹴られてしまう。
なので、ホームディレクトリ以下の適当な場所にコピーし、 chmod u+x で実行属性をつける。 - 上記2で実行属性をつけたインストーラをファイルブラウザで右クリックし、「Wine Windows Program Loaderで開く」を選択すると、CircuitMaker Student版のインストーラが起動する。
後はインストールはインストーラ任せ。Windowsと何も変わるところは無い。 - 起動は「アプリケーション」→「Wine」→「Programs」→・・・・以下に CircuitMaker があるので、それを起動する。
と、簡単そのものであっさり動く。無事にサンプル回路のシミュレーションも動作した。