早速、Raspberry Pi にLinuxを入れてみます。使用した環境はいつものLinuxMint11 64bit環境です。
Raspberry PiのWikiのダウンロードページの真ん中あたりにある Raspbian “wheezy”の項目の Raspbianをダウンロードします。
ダウンロード後、
$ sha1sum 2012-08-16-wheezy-raspbian.zip 63d16fd28369b6e05bf97f2d1758d56df6ed0ba9 2012-08-16-wheezy-raspbian.zip
として、SHA-1のチェックサムと整合がとれているか確認し、改竄されていないことを確認します。
$ unzip 2012-08-16-wheezy-raspbian.zip Archive: 2012-08-16-wheezy-raspbian.zip inflating: 2012-08-16-wheezy-raspbian.img
として展開します。
次に、SDカードリーダにSDカード(今回は手持ちの4GBのものを使いました)を挿入して取り付けた後、ディスク・ユーティリティでどのデバイスファイルに割り当てられたか確認後、ボリュームをアンマウントします。
アンマウントしたあと、ddコマンドでディスクイメージをSDカードに書き込みます。
$ sudo dd if=2012-08-16-wheezy-raspbian.img of=/dev/sdb
進捗具合は、別のターミナルで
$ ps -a | grep dd 4707 pts/0 00:00:03 dd $ sudo kill -USR1 4707
とすると、ddコマンドを実行したターミナルに
1085001+0 記録始め 1085001+0 記録終わり 555520512 バイト (556 MB) コピー終了, 94.8953 s, 5.9 MB/s
といった感じで表示されます。
終了すると、
3788800+0 記録始め 3788800+0 記録終わり 1939865600 バイト (1.9 GB) コピー終了, 481.866 s, 4.0 MB/s
ということで、約8分かかりました。
こうして出来上がったSDカードをRaspberry Piに挿して電源を供給すると、ブートします。
初回起動では Raspi-config というツールが立ち上がるので、以下のものを選んで実行します。
- expand_rootfs
ルートファイルシステムのサイズをSDカードいっぱいまで広げます。 - change_pass
ユーザー「pi」のパスワード を設定します。 - change_timezone
- memory_split
VRAMとメインメモリに割り当てるDRAM容量の比率を設定します
実行後、再起動されるので、設定したパスワードでユーザー名piでログインできました。
ログイン後、
$ startx
でLXDE環境が立ち上がりますが、はっきり言って遅いです。
ですので、IPアドレスを固定にセットするために、/etc/network/interface を、
auto lo iface lo inet loopback iface eth0 inet static address 192.168.1.4 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.1.1
と書き換えて、固定IPアドレスにセットして、以降はネットワーク経由のコマンドラインのみでアクセスすることにしました。
ファイルの書き換え完了後、
$ sudo shutdown -h now
で一旦電源を落として、Ethernetと電源以外は外してしまいます。
電源(MicroUSB)をさしなおして、起動したころを見計らって(数分後)、
$ ssh pi@192.168.1.4 Enter passphrase for key '/home/xxx/.ssh/id_dsa': <span style="color: #ff0000;">(秘密鍵を作っていないのでそのままEnterキー)</span> pi@192.168.1.4's password: <span style="color: #ff0000;">xxxxxx(設定したパスワード)</span> Linux raspberrypi 3.1.9+ #272 PREEMPT Tue Aug 7 22:51:44 BST 2012 armv6l The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software; the exact distribution terms for each program are described in the individual files in /usr/share/doc/*/copyright. Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent permitted by applicable law. Type 'startx' to launch a graphical session Last login: Fri Sep 7 23:09:39 2012 from 192.168.1.101 pi@raspberrypi ~ $
として、sshでログインできることを確認しました。
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