KiCADで基板設計(部品を配置)

次にネットリスト・部品リストを読み込んで部品を配置します。引き続きPcbnewで作業します。

1.ネットリストの読み込み

上の方の「ネットリストの読み込み」アイコンをクリックすると、ネットリストの読み込みのためのウインドウが開きます。ネットリストファイルは通常は勝手に選択されているようですので、確認だけしておきます。読み込みの際のオプションがいくつか選択できるようになっていますが、そのままにして「現在のネットリストを読み込む」を選択します。
読み込みが完了すると、一箇所にすべての部品が読み込まれますので、「ネットリストの読み込み」ウインドウを閉じます。

2.部品の配置

このままでは作業できないのバラバラに配置させます。上方の「フットプリントモード」を選択し、図面中の何もないところで右クリックして「Glob Move and Place」の下の「すべてのモジュールを移動」を選択します。実行するか聞いてくるので「はい」を選択すると、基板外に部品がバラして置かれます。

3.配置が決まっている部品の配置

コネクタなどは位置が決まっている部品を配置し、位置を固定(ロック)します。

4.残りの部品を自動配置

図面中の何もないところで右クリックして「Glob Move and Place」の下のAutoplace All Modulesを選択します。ロックしていないモジュールを移動していいか聞いてくるので、「はい」を押します。繰り返し実行すると少しずつ改善していきます。
ただ、どうせほとんど全部再配置なので、最初から手動で配置したほうが楽かもしれません。

5.手動で部品を再配置

ラッツネット(部品パッド間の白い直線)が全体でなるべく短くなるように考えながら、部品を配置していきます。

Screenshot from 2015-10-11 13:19:50

これが配置完了後の状態です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)