AMD E-350 + LinuxMint導入

GA-GC230を組み込んだ後、電源コネクタ抜き差しで復活したAtomマシンですが、さすがに古い12GBのHDDは遅いので3.5インチのHDDを組み込んでみました。電源投入して30分くらいは快調に動くのですが、しばらく経つとフリーズしてしまいます。で、ふとACアダプタを触ると、結構熱くなっていて、電源容量がオーバーしているのだと思われました。元の2.5インチ12GBのHDDに戻してもACアダプタはかなり暖まっています。

そういえばこのケースは初期のMiniITXマザーボード(VIAのEden搭載)を載せていたもので、当時は今日のように普通のCPUをMini-ITXに載せるなんて考えられませんでしたので電源容量が十分とは言えません。(実際、ACアダプタの出力自体が60Wしかない)

そこで、Atom230の遅さにも閉口していたところなので、「省電力PCはこう作る!省電力PC作例集(AMD CPU編)」のFusion E-350編にでてくるAMDのE-350のマザーを買ってきました。AMDのCPUはAm486DX4-100Duron 600MHz以来となります。

今回購入したマザーはMSIのE350IA-E45で1万円程度だったと思います。これにDDR3-1333のメモリ4GB×2枚が3500円くらいで、合計13500円程度です。これに手持ちの2.5inch SATA 120GB を組み合わせて組み込みました。

OSはいつものようにUbuntu10.04LTS・・・と思ったのですが、オンボードVGAのRadeon HD6310 がうまく動きませんでしたので、LinuxMint11.04にしました。(Ubuntu11.04のUnityにはどうしても馴染めないので・・・)

で、最初はFANの速度全開でかなりうるさく、失敗したかに思いました。しかし、BIOSで温度に応じてFANの速度を変える設定で目標温度65℃、その温度以下では12.5%駆動としたところ、12.5%のFAN駆動にもかかわらず、ほとんど温度も上がることもなく、安定して静かな状態になりました。また、ACアダプタの発熱もずっと小さくなりました。パフォーマンスについても全画面で動画再生などをしない限り問題は感じないレベルで、(12GBのHDDで比較しても)Atom230に比べて極めて快適になりました。これであれば、通常のWebアクセスやYouTubeの動画鑑賞にも十分使っていける感じです。

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