STM32 Value Line Discoveryは面白そうで、安いのですが、開発環境がWindows専用だったりするので、購入したものの放置していました。
しかし、なにげに HACK A DAY を見ていたら、Linux上にSTM32の開発環境を構築する記事がでていたので、追試してみました。OSはLinuxMint11の64bit環境です。
まず、tutrialに沿って環境構築を進めます。
0. gitのインストール
リポジトリはgitで管理されています。ダウンロードするためにgitを使うので、インストールします。
~$ sudo apt-get install git ~$ mkdir stm32-linux ~$ cd stm32-linux
1.summon-arm-toolchainをインストール
gitでリポジトリをクローンします。
~/stm32-linux $ git clone git://github.com/esden/summon-arm-toolchain.git
Cloning into summon-arm-toolchain...
remote: Counting objects: 312, done.
remote: Compressing objects: 100% (193/193), done.
remote: Total 312 (delta 145), reused 266 (delta 115)
Receiving objects: 100% (312/312), 61.76 KiB, done.
Resolving deltas: 100% (145/145), done.
インストーラスクリプトをカスタマイズします。
~/stm32-linux $ cd summon-arm-toolchain ~/stm32-linux/summon-arm-toolchain $ gedit summon-arm-toolchain
以下の行のみ変更します。(コマンドラインオプションでも設定できるようです。)
SUDO=sudo LIBSTM32_EN=1
その他の依存関係をクリアしておきます。
~/stm32-linux/summon-arm-toolchain $ sudo apt-get install flex bison libgmp3-dev libmpfr-dev libncurses5-dev libmpc-dev autoconf texinfo build-essential libftdi-dev
ツールチェーンを構築します。
~/stm32-linux/summon-arm-toolchain $ ./summon-arm-toolchain
として構築します。勝手にツールチェーンをダウンロードして、コンパイルしていってくれます。
かなり負荷がかかるようで、普段は静かなCPUファンがかなりの轟音を立てていました。