lubuntuが軽快で使い勝手も悪くなさそうなので、古くなった ThinkPad R31 にインストールしてみることにしました。相当に古いPCですが、lubuntu ならWebの閲覧くらいには使えそうなので試してみます。
このPCは購入時に対していろいろ変えてあります。
- メモリを512MBに増設
- CDROMドライブをDVD-Rドライブに交換
- HDDを60GBのものに交換
- バッテリをNiMHからリチウムイオンに交換
特に、バッテリは交換してからあまり繰り返し使用していないのでまだもったいないかと(^^;
1.インストール
インストールに先立って、SystemRescueCD 3.5.0 の GParted を使って、空き領域を作ってやります。特に問題無し。
その後、インストーラをつかってインストールします。時間はかかりますが、特に問題になることはありません。
2.フリーズする問題発生
しかしながら、Xに負荷をかけると、画面がグチャグチャになってフリーズしてしまいます。
調べてみるとi8xx系の内蔵チップセットで似たような現象がいろいろ報告されているようです。色々調べた結果、かなり古い情報ですが、それなりにまとめられたものが見つかりました。
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Hardware/Lucidi8xxFreezes
いくつかワークアラウンドがあるので、試してみたいと思います。
3.フリーズ問題の対策
早速試してみます。
GRUBメニューからリカバリモードで起動すると、リカバリメニューが表示されるので、リカバリメニューから「root」を選択してroot shellで起動します。
そのままだとルートファイルシステムが read only となっていて、ロックファイルの生成で失敗するので、
# mount -o remount,rw /
として、ルートファイルシステムを書き込み可能にしてマウントし直してやります。その後、ルートのシェルで、
# X -configure
として、xorg.conf の雛形を生成します。最後はエラーになってしまいますが、xorg.conf.new は生成されているようですので、それを
# cp /root/xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf
として、本来のファイルの位置にコピーしてやります。その後、
# reboot
として再起動します。
再起動後、https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Hardware/Lucidi8xxFreezesを参考にして、ワークアラウンドEのDRIの無効化を試してみます。このワークアラウンドは、
というものです。
早速、/etc/X11/xorg.conf を開いて「DRI」で検索すると、
#Option "DRI" # <str>
という行が見つかります。前後を見てみると、この行がワークアラウンドEの修正箇所に該当するようですので、この行のコメントアウトを外し、
Option "DRI" "off" # <str>
に修正してやります。
これで再起動して様子を見てみます。
さて、どうなることやら・・・・。