PSoC4用になんとかWindowsXPマシンを用意することができました。Cypressのツールは経験上いろいろ苦労するので、普段とは違うマシンを用意しました。いくつか電子工作とは無縁のツールが入っていますが、多分問題ないでしょう。
このマシンでまずはサンプルを動かしてみることから始めます。
で、PSoC4 Pioneer KitのページにあるCY8CKIT-042 Kit Setupをダウンロードして、ガイドに沿ってインストールします。で、ガイドの2.5項で早速画面が違っていて、検索画面が出るのですがPioneer Kitでは動かないものがたくさん出てきてしまうのです。(うまくいくのかもしれないけど自分は嵌りました)
ここで「Example Project」を開くと、すべてのプロジェクトが開いてしまい、PSoC3などのプロジェクトも表示されてしまいます。なので、上の画面で言うと赤の囲みの下の「Kits」を開くと、Pioneer KitであるCY8CKIT-042が出てきて、Pioneer Kitのサンプルが表示されます。
この中から、例えばCapSense.cywrkを選択すると、どこにプロジェクトをコピーするか聞かれますので、適当に場所を指定します。
すると、プロジェクトが開きます。
回路図(?)を開くとこんな感じです。
早速、「Build Capsense」のアイコンをクリックしてコンパイルしてみます。下のOutputを見ていると、コンパイラはGCCのようです。
コンパイルが成功したら、「Program」のアイコンをクリックして書き込みます。
書き込みが終わると、勝手にプログラムがスタートします。基板上のCapSenseのパターンを触るとその場所に応じてLEDが赤から緑にスムーズに変化しました。
サンプルを動かすだけではおもしろくないので、赤~緑に変化するのを赤~青の変化に改造してみました。PSoC4 Pioneer Kit Guideの89頁の回路図を見ると、緑のLEDはPort0-2、青のLEDはPort0-3に接続されていますので、改造するには使う端子を回路図に合わせて変えなければなりません。
で、調べてみると「Project」→「プロジェクト名 Resources」でそのあたりの設定を行うようです。
すると、ICのシンボルが表示されます。
右半分に端子表が表示されていますので、緑のLEDが接続されているP0[2]から青のLEDが接続されているP0[3]に変更します。(下記)
この後、ついでにその左の「Pin_GreenLED」をクリックすると、その端子の属性を設定するためのダイアログが開きますので、「Name:」を「Pin_BlueLED」に変更してやります。
これでビルドしなおして書き込んでやると、赤~緑の変化だったのが、赤~青の変化に変わりました。