たまたまネットを彷徨っていたらMOUSERでMAX10の評価ボードを見かけました。
A/Dコンバータを内蔵していて、Arduinoのシールドが搭載可能。ロジック規模は8000LEのものを搭載しているようなので、NiosIIプロセッサも余裕で入るでしょう。(評価ボードの詳細はここに記載があります)
NiosIIはgccでサポートされていますから、『NiosII版Arduino類似IDE』+『高速処理が必要なところはFPGA内にハードウェアマクロで記述』+『もちろんA/Dは使用可能』という環境が登場するかもしれません。(本家ArduinoにもないD/AもPWMではなくデルタシグマDAを実装すれば実現できてしまいますし、回路規模さえ入れば必要なだけ入れられますからねぇ・・)
・・・おもわずポチりそうになりましたが、ALTERAの開発ツールのページを見ると、他にもいくつか安価な評価キットがあるようなのでしばらく様子見することにします。(その前に、DE0を使いこなせよ、という話が・・)
それにしても、ある程度の規模までの用途であればFPGA1個に全てが入っていってしまう感じですね。かつての電卓戦争を思い出します。こうして少しずつハードウェアとソフトウェアの境界がなくなっていくのでしょう。
<追伸>
FPGA上にArduinoに似た環境を作る試みはすでにXilinxのFPGAで行われているようです。こちらはAVR互換コアと32bitコアを96MHzで駆動するZPUinoという環境の2種類があるようです。