WordPressの引っ越し&ドメイン変更作業

これまでドメインキングとさくらのVPSの組み合わせで運用してきた当ページですが、元々VPSの運用が面倒臭くなっていたし、CentOS6.5もサポート終了があと2年半くらいまで迫っていたのでどうしようかなー、と思っていたところにドメインキングの大幅値上げ(確か100円/月⇒500円/月)の話が来たので、この機に環境を一新することにしました。ドメインキングの値上げは Plesk の一方的な値上げという話だったと思いますが、さすがに5倍となると看過できません。12月の次回支払い時期の前に移行することにしました。

で、元の構成はドメインキングでドメイン(+Webサーバもあるけど使ってない)取得、サーバはさくらのVPS(1Gプラン)上にCentOS6.5という組み合わせでした。

移行後の構成は、新しいドメインを .tokyo ドメインで取得、サーバはアップデート管理の手間を省きたいので共用レンタルサーバ(さくらのレンタルサーバスタンダード)としました。まあ、CentOS6.5でも自動アップデートを有効にしていたので、それほど手間ではなかったのですが、移行後の構築の手間も考えるとレンタルサーバでいいか、ということにしました。

で、移行自体は半日くらいで終わったのですが、せっかくなので作業手順のメモを残しておきたいと思います。

1.Wordpressのデータバックアップ

旧サーバー(VPS)上でWordPressのデータのバックアップを取ります。

# cd public_html
# tar cvfz ../tomono.wordpress.tar.gz wordpress .htaccess favicon.ico index.html index.php

2.データベースのバックアップ

次に、phpMyAdminを使ってデータベースのバックアップを行います。バックアップの方法は『【WordPress】さくらインターネットに移転(引越し)する方法』を参考にさせていただきました。

3.さくらのレンタルサーバ(スタンダード)の契約

契約できたら、サーバパスワードの変更を行います。メールで仮パスワードが送られてくるので、これを変更。変更後は、初期ドメイン名でsshログインできるようになります。

4.お名前.com で新ドメインの契約

手順は・・・・省略。whois代行があるのがいいですよね。あと、インフレ気味ですが、いろんなドメインがあるとことか。

5.お名前.comで取得したドメインをさくらのレンタルサーバで使用する設定を行う

基本的な流れとしては、さくらのレンタルサーバのサーバコントロールパネルで、「新しいドメインの追加」を行い、新しいドメインとレンタルサーバ上のディレクトリとの紐付けを行います。紐付けるディレクトリは別途作成が必要です。
その後で、お名前.com側のドメインNaviで対象のドメインで使用するネームサーバーをさくらインターネット側で指定されたネームサーバに変更します。
実施にあたっては『お名前.comで取得したドメインをさくらサーバーで使用する』を参考にさせていただきました。

6.さくら上でデータベースの復元

データベースの復元はサーバにログインしてシェル上で行いました。シェルが使えるなら、その方がずっと楽で簡単で一瞬で終わります。

$ mysql -u データベースユーザ名 -pパスワード -h データベースサーバホスト名 データベース名 < バックアップしたファイル(xxxxx.sql)

方法は、『MySQL/MariaDB コマンドを使った復元』を参考にさせていただきました。

7.ドメイン変更に伴うデータベースの修正

今回はドメインの変更を伴っていますので、WordPressの中のデータも修正しないといけません。そのためのツールがあるようで、『WordPressのサーバー移行_ドメイン変更の手順』を参考に、Search and Replace for WordPress Databases を使って新サーバー上でURLの置き換えを行いました。

8.PHPのバージョンを5系に下げた

アクセスしてみると、記事の本文が表示されない現象に悩まされました。ぐぐってみると、PHPのバージョンによって起きることあるらしいことが判明。確かに旧サーバは5系、新サーバーはデフォルトでは7系になっていました。さくらのサーバコントロールパネルでバージョンを7系から5系に下げたところ、本文が表示されるようになり、一通りの問題は解決したようです。

9.バックアップ用のシェルスクリプトの作成

データとデータベースのバックアップをするスクリプトを書いておきました。時々走らせようと思います。

#!/bin/sh
cd ~/BACKUP
mysqldump --add-drop-table -u (ユーザー名) -p(パスワード) -h (データベースサーバ名) (データベース名) | gzip -c > database-backup-`date +%Y%m%d`.sql.gz
cd ~(WordPressディレクトリのあるディレクトリ)
tar cfz ~/BACKUP/directory-backup-`date +%Y%m%d`.tar.gz .htaccess * 
cd ~

10.旧サーバーからのリダイレクトの設定

旧サーバーはドメインキングのDNSサーバー設定でさくらのVPSのIPアドレスを返していました。
できれば、さっさとさくらのVPSは解約したいので、ドメインキングのサーバ上に .htaccess を置いて、リダイレクトさせることにしました。

<.htaccessの内容>

Redirect permanent / http://tomono.tokyo/

.htaccessを設置したら、DNSの設定を変更します。設定の中から

tomono.eleho.net IN A (旧サーバIPアドレス)

のレコードを削除します。

あとは、DNS情報が行き渡るのを待ちます。

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