これまで、Pythonの環境構築はPythonを単体でインストールして、venvで仮想環境を作って、pyinstaller(exe化する場合)をインストールして・・・とやってきました。
機械学習にPythonを使う場合にはAnacondaという管理ツールが便利だ、という話はよく目にするのですが、なにせ巨大でpyinstallerでexe化するとできたexeも巨大になってしまう、ということで避けてきました。
ところがふとしたことから、Minicondaという最小パッケージのものがあるというのを目にして、それでやってみることにしました。今回はWindowsでやってみます。(インストーラはWindows,Mac,Linux版などがあるようです)
1.Minicondaのインストール
Condaの公式サイトのMinicondaのページからインストーラをダウンロードします。まだexeを使用する先に32bitが残っているので最終的には32bit環境を使いたいのですが、まずは64bit版をダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして、起動します。
途中で、インストール先を聞いてくるので、後で32bit版を入れるときにはここでインストール先を変更すればよいのかもしれません。
インストールを終わると、Webサイトを開くか聞いてきますが、これで開くとAnaconda Cloudのアカウント作成について聞いてきます。
2.起動
スタートメニューに Anaconda(miniconda)ができていました。
コマンドプロンプトとPowershellと2つできています。GIMPは別にインストールしたものです。
今回は下の通常の(?)コマンドプロンプトの方をクリックして起動します。
起動したら、Pythonのバージョン確認、condaのバージョン確認、作成済みの仮想環境(この場合は、デフォルトの環境)の表示をしてみます。
仮想環境を作る前に、condaのアップデートをしておきます。
(base) C:\Users\xxxxx>conda update -n base -c defaults conda
次に、仮想環境を作ってみます。
(base) C:\Users\xxxxx>conda create -n sample Collecting package metadata (current_repodata.json): done Solving environment: done ## Package Plan ## environment location: C:\Users\xxxxx\miniconda3\envs\sample Proceed ([y]/n)? Preparing transaction: done Verifying transaction: done Executing transaction: done # # To activate this environment, use # # $ conda activate sample # # To deactivate an active environment, use # # $ conda deactivate (base) C:\Users\xxxxx>
仮想環境を立ち上げます。
(base) C:\Users\xxxxx>conda activate sample (sample) C:\Users\xxxxx>py Python 3.7.6 (tags/v3.7.6:43364a7ae0, Dec 19 2019, 00:42:30) [MSC v.1916 64 bit (AMD64)] on win32 Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>>
という感じでした。