GitHubにTang Nanoのサンプルがありましたので試してみました。
このサンプルの中のexample_lcd/lcd_pjtディレクトリの下のlcd_pjt.gprjをGOWIN_FPGA Designerで開いて、論理合成と配置配線、ダウンロードを行うと、なんとなく動きますが、接続したLCDが480×272のものでしたのでちらつきます。
そこで、ソースコードを覗くとVGAod.vの中に、480×272液晶用のパラメータがコメントアウトされていました。こちらを有効化し、元の800×480のパラメータをコメントアウトしました。
これで合成、配置配線、ダウンロードすると、チラツキがなくなりましたが、800×480のつもりで表示しているので部分的にしか表示されません。そこで、このソースの最後の方に出力するラインによってRGBの出力を決めている箇所がありましたので、これを以下のように修正しました。
assign LCD_R = (PixelCount< 72)? 5'b11111 :
(PixelCount< 96 ? 5'b00000 :
(PixelCount<120 ? 5'b00001 :
(PixelCount<144 ? 5'b00010 :
(PixelCount<168 ? 5'b00100 :
(PixelCount<192 ? 5'b01000 :
(PixelCount<216 ? 5'b10000 : 5'b00000 ))))));
assign LCD_G = (PixelCount< 72)? 6'b111111 :
(PixelCount<240 ? 6'b000000 :
(PixelCount<264 ? 6'b000001 :
(PixelCount<288 ? 6'b000010 :
(PixelCount<312 ? 6'b000100 :
(PixelCount<336 ? 6'b001000 :
(PixelCount<360 ? 6'b010000 :
(PixelCount<384 ? 6'b100000 : 6'b000000 )))))));
assign LCD_B = (PixelCount< 72)? 5'b11111 :
(PixelCount<408 ? 5'b00000 :
(PixelCount<432 ? 5'b00001 :
(PixelCount<456 ? 5'b00010 :
(PixelCount<480 ? 5'b00100 :
(PixelCount<504 ? 5'b01000 :
(PixelCount<528 ? 5'b10000 : 5'b00000 ))))));
これで合成&配置配線&ダウンロードすると以下のようにきれいに表示できました。