Webを見てたら見つけたのですが、FTDI社よりFT312Dというチップが出ています。
いまいち資料をみてもピンとこない部分があるのですが、どうやらAndroid Open Accessoryとして動作するFT232Rみたいなチップのようです。
つまり、このチップを使うと Android 3.2(だったかな?)以降でAndroid機をホストにしてUART/RS232Cの端末エミュレータが簡単に実現できそうで、Google Playにはこのチップを使ったAndroid端末用のターミナルエミュレータ(FTDI AOA HyperTerm)がFTDI社によってアップロードされています。デバッグや状態表示用にUARTを用意することが多いですが、このチップがあればノートPCを持ち込まなくても適当なAndroid端末で代替できてしまう、ということですね。
・・・って、検索すると、専用のチップでなくても普通のFTDI社のチップやProlific社のチップを使ってターミナルエミュレータを実現するアプリ(Slick USB 2 Serial Terminal、無料。高機能&広告無しのPro判もあるようです)もあるようで、それをライブラリ化したSlick USB 2 Serial Libraryというのもあるようです。
話を戻して、FTDIのチップでFT311DというAndroid Open Accessory対応のホストチップもあるようで、こちらはシリアルだけではなく端子で「USB-UART」「USB-GPIO」「USB-4ch PWM」「USB-I2C(Master)」「USB-SPI(Slave)」「USB-SPI(Master)」から機能を選んで使えるチップのようです。簡単なものならデバイス側のプログラミング無しでAOAとして機能する周辺機器を作れる、ということになります。
時間が許せば触ってみたいところですが、難しそうです。