百度(Baidu)が提供しているIMEのBaidu IMEやSimejiが入力した情報を無断で送信していたというのがニュースになっています。BaiduのIMEはいろんなソフトにバンドルさせてインストールさせようとするので、いつの間にか・・・ということもあろうかと思います。
自分の場合はLinux中心なので(とりあえずBaiduについては)心配いらないのですが、念のため自宅の無線ルータでブロックすることにしました。
Whoisによると119.63.192.0 – 119.63.199.255が百度JPのアドレス範囲ということらしいので、119.63.192.0/21 へのパケットを遮断する設定をしてみます。(他にこの範囲にない 112.78.125.22 というのもあるようなので、これも設定します)
まず、ルータの設定画面を開きました。
詳細設定の中に、「パケットフィルタ設定」があるので、これを開きます。下記画面はさらに「11~20」を押して11番目から20番目のエントリを表示したところです。この中の下の2つ(優先度が19と20)がBaidu関連のもので、すでに設定した後の画面です。(1~18はデフォルトで設定されていました)
「追加」を押してエントリーを追加します。外向き(out)パケットを廃棄させるように設定します。優先度には他と重ならない値を設定します。
これで「設定」を押した後、「保存」を押して保存して完了です。(同じようにもう一つの設定も行います)
ルータで設定すればOSも関係ないし、PCが何台あってもルータ1台設定すれば完了ですので楽ちんです。ただし、simejiを使うスマホはルータを通らないので、個別に削除するなどの処置が必要です。
BaiduのIMEはいろんなところにバンドルさせたり、公告を出したりしてどうやって金儲け・・・と言わないまでも、運営しているかわからなかった(どう考えてもまともにビジネスモデルが成り立つと思えない)ので裏に何かあるのではないかと気持ち悪かったのですが、やはりカラクリがあったと思わざるをえないですね。