Ubuntu14.04(32bit)からUbuntu14.04(64bit)にリモートデスクトップ接続してみました。
1.サーバ側(接続される側)の設定
ググって調べると、サーバ側はgnomeでは接続できないようです。そこで、LXDEデスクトップ環境を含めた必要なソフトウェアをインストールします。
Ubuntuソフトウェアセンターで以下のものをインストールします。
- LXDE(the Lightweight X11 Desktop Environment)
- xrdp(Remote Desktop Protocol(RDP) server)
インストールが終わったら、コンソールで以下のように入力して、.xsessionファイルを作成します。
$ echo lxsession -s LXDE -e LXDE > ~/.xsession $ cat .xsession lxsession -s LXDE -e LXDE $ sudo service xrdp restart * Stopping RDP Session manager [ OK ] * Starting Remote Desktop Protocol server [ OK ] $
デフォルトでは日本語キーボードに対応したキーマップファイルがないので、キーマップファイルを生成する。
$ cd /etc/xrdp $ ls km-0407.ini km-040c.ini km-0419.ini rsakeys.ini startwm.sh km-0409.ini km-0410.ini km-041d.ini sesman.ini xrdp.ini $ sudo xrdp-genkeymap km-0411.ini $ ls km-0407.ini km-040c.ini km-0411.ini km-041d.ini sesman.ini xrdp.ini km-0409.ini km-0410.ini km-0419.ini rsakeys.ini startwm.sh $
2.クライアント側(接続する側=キーボード・ディスプレイを操作する側)の設定
Dashで「Remina」を検索し、リモートデスクトップクライアントであるReminaを起動する。
「新規リモートデスクトップ作成」を押して、新しいプロファイルを作成する。
- 名前は適当に(接続先のホスト名など)つける
- プロトコルは「RDP」を選択
- 基本設定のサーバーは接続先のアドレスだが、avahiが入っていてローカルネットワークなのであれば「ホスト名.local」でOK。たとえば、「hogehoge.local」など。
- ユーザー名は接続先でのユーザー名を入れる(入れなくてもいけるのかも?)
- 色数は24bppを選択
- 高度な設定は特にいじらず。
「設定画面を開く」アイコンを押して、設定を行う。
- 「RDP」のタブでキーボードレイアウトに「00000411 – Japanese」を選択する。
自動のままで「クライアントのキーボードマッピングを使用する」をチェックしてみたが、自動にはならなかった。
これでプロファイルをダブルクリックすると、接続するのでパスワードを入れてしばらく待つとLXDEでログインできました。
・・・・が、いくつか問題が出ました。
- 日本語入力ができない。ドキュメント作成する上では致命的かも。
- 接続先でもローカルログインすると、DISPLAYの区別がされないみたい。ローカルログインして起動したブラウザがリモート側にウインドウを開いたりしてしまう。
うーむ、イマイチですね。昔のtwmの頃のほうがリモート接続での扱いは楽だったような気がします。(もっとも、当時に比べるとずっと便利な機能が山ほどありますけどね)