この時期になると、年賀状などを書かなくてはならないだが、年賀状は個人情報の塊でもある。
これまではNAS(玄箱PRO+Debian)に保管していたが、結局無防備な状態であった。調べてみると、Ubuntuでも暗号化ディレクトリが作れるということなので、試してみることにした。
- Cryptkeeperのインストール
Cryptkeeperは、暗号化ディレクトリを生成する encfs のGUIとのこと。
例によって、Synapticでサクッとcryptkeeperを検索して、インストールする。 - 適当にディレクトリを2つ作る。1つは暗号化されたディレクトリの実体(データ格納場所)、もう1つは暗号化されないデータを見せるマウントポイント。
ここでは、/home/encryptedが暗号化されたデータの格納場所、/home/enc-mtptがマウントポイントとした。それぞれ、chown コマンドで group/owner を自分に変えてある。 - 以下の方法で暗号化されたディレクトリを実体にマウントする。
$ encfs /home/encrypted /home/enc-mtpt 新しい暗号化ボリュームを作成します。 Please choose from one of the following options: enter "x" for expert configuration mode, enter "p" for pre-configured paranoia mode, anything else, or an empty line will select standard mode. > (ただリターンキーを押す) Standard configuration selected. 設定が完了しました。以下のプロパティのファイルシステムが 作成されます: ファイルシステム暗号アルゴリズム: "ssl/aes", バージョン 2:2:1 Filename encoding: "nameio/block", version 3:0:1 鍵サイズ: 192 ビット Block Size: 1024 bytes Each file contains 8 byte header with unique IV data. Filenames encoded using IV chaining mode. File holes passed through to ciphertext. Now you will need to enter a password for your filesystem. You will need to remember this password, as there is absolutely no recovery mechanism. However, the password can be changed later using encfsctl. 新しい Encfs パスワード: Encfs パスワードの確認: $
これで /home/enc-mtpt にアクセスすると、暗号化されたデータにアクセスできた。
- アンマウントは
$ fusermount -u enc-mtpt
でアンマウントできた。
・・・が、ここで問題。EncFSで mount したディレクトリは、どうやら共有できない模様。Windowsからアクセスするディレクトリにするつもりだったので、ガックリである・・・。
通りすがりの者です。
$ encfs –public /home/encrypted /home/enc-mtpt
$ encfs /home/encrypted /home/enc-mtpt — -o allow_root
$ encfs /home/encrypted /home/enc-mtpt — -o allow_other
三つのどれかでsambaに依る共有が可能に成るかと思ひます。
通りすがりさん、有用な情報ありがとうございます。
今度試してみます。