Raspberry Piにリモートデスクトップ接続する

Raspberry Piは色々と面白いのですが、自分の使い方では基本的にはボードコンピュータなのでコンソールで使うことになります。しかしながら、それでも時々、GUIだったら楽ちんなのに・・・・と思うことがありますが、そのためだけにHDMIでディスプレイを接続して、キーボードとマウスをつなぐのは面倒です。
そこで、普段使っているLinuxMint13からリモートデスクトップ接続ができないか試してみました。
結構大変かと思っていたのですが、すごく簡単でした・・・。
Windows8からも試してみたらあっさり動いたので、そちらも記載してあります。

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eSATAカードを導入

元々Linuxを入れて常時電源ON端末として運用する予定だったNM70I-847が結果的にTV録画機になってしまったので、元々TV録画機だった『ASROCK H61M-ITXとCeleronG530』2号機をLinux実験くんPCにして、端末はこれまで通り『ASROCK H61M-ITXとCeleronG530』1号機のままで使わないときは電源OFF運用することにしました。(もっとも、消費電力自体はNM70I-847と極端に変わるわけではないのですが・・・)

で、実験くんPCなので、普段入れているOSとは違うOSを入れてみたくなったりしそうです。そんな場合にはこれまでならUSB接続のHDD・・・となるのですが、さすがにUSB2.0のHDD接続では最近は遅く感じてきているので避けたいところです。また、背面のUSB3.0はブート不可なのでUSB3.0のHDDで、というわけにもいきません。

そこで、eSATAカードを導入してみました。物はネットで格安だった GH-PEX-ESA2 です。Windowsで使う場合にはあまり評判がよくないようですが、Linuxなのでそんなことは関係ありません。重要なのは接続したHDDからブート可能かどうかです。
製品写真をみると、SOJのフラッシュROMが載っていそうなので、行けると信じてポチりました。

物が届いてから気がついたのですが、現品にもWebサイトにも「内部2ポート、外部2ポート」ということで合計4ポートっぽいロゴが付いているのですが、実際には写真に写っているジャンパで切り替える「合計2ポート動作」です。しかも、パターンを追っかけると、SATAの3Gbpsの信号を直接ジャンパで切り替えている大胆設計です。(動きゃいい、ってもんじゃないと思うんですが)
なお、Webでは「ジャンパをどう挿せばいいのかわかりにくい」というのを見かけるのですが、確かに一般の素人の方にはわからないでしょうね。・・・が、どこにジャンパを挿せばいいのかは基板自体にシルクでちゃんと印刷(写真ではブラケットに一部隠されています)されていて、シルク印刷の表示内容が読めれば(理解できるスキルがあれば)とりあえずは問題ありません。(ただ、繰り返しになりますが、大胆過ぎる設計です)

で、さっそくH61M-ITXに取り付けて、裸族のお立ち台eSATAプラスを接続して電源投入するとオンボードBIOSは認識できて、CTRL-SでBIOSに 入れました。このBIOSはRAID対応のものなので、RAIDの設定をそこで行うことができるのですが、ブートに関わるような設定はなさそうなので、今回はなにもしません。

この後、マザーボードのBIOSでオンボードのSATAをDISABLEに設定しました。内蔵のDVDドライブはSATA接続のためつかえなくなるので、USB接続のDVDドライブを接続してLinuxMint13のDVDを入れて起動し、裸族のお立ち台につけたHDDに無事にインストールができました。もちろん、起動も無事にできました。この後、外付けで動かしたいCentOS6.3でも試してみましたが、特に問題はありませんでした。

まずは内蔵HDDに「手堅いOS」としてLinuxMint13 MATE 32bitをインストールして、その後外付けHDDに試したいOSを入れて『まな板PC』として使っていこうと思います。

いろいろな3Dプリンタ

3Dプリンタで砂型をつくって鋳造を行う技術



金属粉を直接焼結して金属部品を作る技術



いろんなものが3Dで直接出力されているのですね。

Linux from Scratch

ちょっと最近興味をもっているのですが、「Linux from Scratch」というものがあります。略して「LFS」と呼ばれるようなのですが、文字通りゼロからLinux環境を構築していくもので、Linuxシステムがどのように動いているのか仕掛けがわかりそうです。できれば試してみたいと思うのですが、なかなか時間がないので情報源だけ。

  • linux from scratch
    本家本元のサイト。クロス版?のCLFSもここにリンクがあります。
    作業をまとめたものが「LFS BOOK」というもので、ftpなどで容易に取得できる。
  • LFSブック日本語版
    文字通り、LFS BOOKの日本語版。SourceForgeがホストしている。
    ブック自体はプロジェクトページから取得できる。

 

USBメモリブートのLinux

KICKSTARTERでUSBメモリから起動するLinuxが出資を募っているのを見つけました。
もちろん単なるUSBメモリではなくて、他にも機能を持つとともにリストバンドの形状で提供しよう、といういうものです。名前はStormFlyと言うそうです。形状がリストバンドなのは、肌身離さず、どこにでも持っていける・・・というコンセプトみたいです。

で、彼らが説明するメリットはシーン別に子供や初心者がPCを使う場合(何をしてもPCのHDDにダメージを与えない)、小中学校や大学生が共有PCを使う場合(個々人に完全な個人環境を与えられる)、出張時にタブレットなどは持っていくけどノートPCは自宅に置いていくという場合の備え(自分の環境を持ち運んでいざ必要なら出先のPCで使える)、セキュリティを気にする用途(PCの環境に依存しないので)などが挙げられています。
まさにこれは以前取り上げた「USBメモリにインストールしたOSの使い道」そのものです。
PCの環境から独立するということから、おそらくはSATA/PATAのドライバも自分がやっているのと同じように切り離しているのでしょう。

速度についてもUSB3.0を使うことで解決を図るようです。(自分が調べたUSB3.0メモリ比較についてはこちら

さらに単なるLinuxではないところとして、

  • 共有フォルダ
    どうも、USBメモリの一部をホストPCのOS起動状態で見えるようにするようです。
    パーティションでも切っておいて、第一パーティションを共有するのかな?
    32GB版だとシステムに12GB、homeに10GB、共有フォルダに10GBのようです。
    16GB版だとシステムに8GB、homeに4GB、共有フォルダに4GBのようです。
  • 暗号化
    暗号化のため、起動時にパスワードを入力させるようです。
    自分がUSBメモリ起動Linuxで暗号化が必要な場合にはデータ領域は別パーティションにして、暗号化ext4でフォーマットしています。現状ではダブルクリックしてマウントしたり、どこが安全な領域か気にしながら使う必要がありますが、cryptfsやTrueCryptよりも簡単なのでそうしています。起動時に/homeに暗号化パーティションをマウントするように設定をすることはできそうな気はするのですが、調べる方が面倒なのでやってません。
  • オンラインのバックアップサービス
    共有フォルダを除くUSBメモリ全体をクラウドでバックアップするサービスを年間$19.99で提供し、紛失した場合には$49でUSBメモリの方を提供してリストアするようです。

といった機能を提供するようです。なお、デモを見る限りは、OSはどうもUbuntuっぽい(本番でもそうなのかはわかりませんが)感じです。

UbuntuのUnityっぽい雰囲気なのが個人的には気に入りませんが、一般消費者向けにUSBブートのLinuxを出して、しかもバックアップサービスまで提供しようという心意気はいいかも(^^;

NM70I-847のリブート問題の対策

(比較的新しいカーネルの?)Linuxを入れて使うとまったく安定しなかったBIOSTARのNM70I-847ですが、Window8 Proを入れてTV録画機として運用している分には何の不具合もなく、安定動作しています。・・・あ、正確には、デスクトップマザーボードなのに右下のアイコン領域にバッテリ充電量100%表示が出つづけてますけどね。

このマザーボード、システムFANの速度制御機能がないので稼働中のケースFANがうるさいものの、その代わりに(?)S3スリープもちゃんと機能して、録画等で電源が入っているときだけしかFANが回転しないため、まあ快適です。

そんなNM70I-847ですが、ウチでも突然リブートするよとUbuntuforumに書き込んでみたところ、他にも同様の現象が発生している方がいて、どうすれば対策できるかも情報提供してもらえました。PC自体はすでに録画機として安定運用に入ってしまっていますので、USBメモリにインストールしたLinuxMint13で試してみました。

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IdeaPas S10-2にWindows8を入れてみた(おまけ)

その他、IdeaPad S10-2を入れた後でやったことは以下の通りです。

アンチウイルスソフトの導入

いつものようにカスペルスキーインターネットセキュリティをインストール。WindowsXP時代からそうですが、パターンファイルの更新が遅いのが不満なところ。

Google Chromeの導入

Webブラウザは Google Chrome をいつものように導入

古いWindowsファイルの削除

Windowsキー + X を押して、コントロールパネルを起動。「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「ディスク クリーンアップ」を実行。
新しく開いたウインドウの「システムファイルのクリーンアップ」を押す。
しばらくまつと「以前のWindowsのインストール」と「一時Windowsインストールファイル」がチェックできるようになるので、チェックして「OK」を押す。
これで16GBくらい空き領域が増えました。

ディスクデフラグの実行

Windowsキー + X を押して、コントロールパネルを起動。「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「ドライブのデフラグと最適化」を実行。
Cドライブが選択済みの状態なので「最適化」を押すと、Trimコマンドが発行されるようです。(表示にも○○%トリム済みと表示されます)

タッチパッドドライバのインストール

やはりブラウザを使っていると縦スクロールは避けられないのだけど、タッチパッドのバーチャルスクロールが動作せずストレスが非常に溜まる。LenovoのページにあるWindows7用のドライバではスクロールが動作しなかった。
アンインストールしてSynaptics社のページのドライバを入れてみました。設定をイジらないとだめですが、それなりに使えています。ただ、時々反応が悪くなります。LinuxMintではしっかり動くのに何でダメなんでしょうね・・・。

IdeaPad S10-2にWindows8を入れてみた

NM70I-847に入れてみたWindows8が思いのほか良さそうだったので、WindowsXPとLinuxMint13のデュアルブートにしていたIdeaPad S10-2にWindows8を入れてみました。

元々、このPCはHDDからSSDに換装してあったのですが、WindowsXPではSSDに対応していないためかシャットダウンが非常に遅くてイライラさせられていました。(半面、LinuxMintはサクサクだった)
これは自分の推測では以下の要因で起きているのではないかと思っていました。

  • WindowsXPはSSDに対応していないので暇な時に空きセクタを消去するコマンド(Trimコマンド)を発行せず放置している
  • WindowsXPの終了時には未書込みのデータをたくさん書き出さないといけない
  • ・・・となると、WindowsXPの終了時には空きセクタの消去と書込みをしなければならない。
    (事前に空きセクタを消去してあれば、書込みだけで済む。フラッシュメモリの消去には非常に時間がかかるので、事前に消去しておけるのであればパフォーマンス上の利点は非常に大きいはず。)

で、画面が狭くてもレジストリ書き変えでなんとか使用可能なようですので、3300円の格安アップグレードができるうちにSSDにしっかり対応しているWindows8 Proにアップグレードしてみることにしました。

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NM70I-847は結局どうなったか

LinutMint13を入れた静かな常時稼働PCを目指すべく導入したBIOSTAR NM70I-847の近況報告です。

結局、Linux(というか、非Windows)を入れるとこんな感じでした。

  • LinuxMint13 – 不安定
  • LinuxMint14 – 不安定
  • Ubuntu12.10 – 不安定
  • CentOS6.3 – 安定
  • FreeBSD9.0 – 安定(ただしXは入れてない)
  • SystemRescueCD – 安定

と、何か傾向があることは伺えます。

なんとなく新しいカーネルが入っているとダメっぽい感じだったのですが、SystemRescueCDのカーネルと、Mint13のカーネルは似たようなバージョンだったので単純にそういうわけでもなさそうです。また、最新のカーネルを kernel.org から取ってきてコンパイルしていれてやってもやっぱりダメなものはダメでした。

・・・・で、諦めて Windows8 Pro を入れちゃいました。最近買った ThinkPad Edge 130はWindows7モデルだったのでWindows8 Proへのアップグレード版が1200円で入手できるのですが、優待プログラムのFAQを見ていたところ、

Screenshot-Windows 8 - FAQ - Google Chrome

ということで、別のPCにインストールすることも可能であることがわかりました。
なので、LinuxMint13に入れ替えて使わなくなったWindowsXPをインストールした後、この優待プログラムを使ってWindows8にアップグレードしてしまいました。

SandyBridgeとはいえ動作周波数は1.1GHzとかなり低くて性能もあまり期待できないはずなのですが、Windows8は意外に軽く動作しています。これはこれでありかもしれません。

しかも、Windows8自体のバグっぽい現象(アカウントの設定をすると何か変)には見舞われていますが、動作自体は極めて安定しています。

結局、NM70I-847はメーカーページにあるようにLinux系のOSは動作保証外・・・ということなのでしょう。