秋月電子Arduino互換基板(2)

2回目は組立について整理します。すでに記載した内容とかぶるところがありますが、ご容赦を。

必要な工具などについては、一般的な電子工作と何ら変わらないので省略します。

組立は普通に指定された場所に指定された部品を背の低い順に半田付けしていくだけですが、ポイントだけ記載します。

(1)ICソケットの下に付ける部品

写真の様に、この基板はICソケットの下に抵抗を実装しなければなりません。したがって、これらの値は後で変更(交換)できません。これらの抵抗はLEDの電流制限抵抗なので、値が多少違っていても差し支えありませんが、気になる方は実際に使うLEDがどのくらいの電流でどのくらいの明るさなのか実験して調べておいた方がよいでしょう。
また、写真の中の赤で囲んだ部分はソケットを取り付けると、ソケットと干渉してしまいます。

自分の場合、取り付けるソケットは写真の赤丸の箇所の様にリブをニッパとカッターで削って干渉しないようにしました。

(2)背の低い部品から付ける・ICソケットやコネクタのハンダ付け

全ての部品を含めてということになりますが、基板を逆さまにしてハンダ付けしますから、部品が浮くと作業し辛いので背の低い部品からハンダ付けしていきます。その際、ピン数の多い部品(ソケットやコネクタなど)は対角のピンや一部の真ん中のピンだけを一度ハンダ付けして、浮きや曲がりを確認します。浮きや曲がりがないことが確認できたら残りのピンをハンダ付けします。一度3つ以上のピンをハンダ付けしてからでは修正は(普通の電子工作レベルの環境では)困難です。(専用の工具があれば難しくありませんが・・・)

途中まで組み立てるとこんな感じになります。

(3)極性のある部品に気を付ける

Arduino互換基板に搭載される部品のうち、極性がある物はその向きに十分注意します。

極性がある部品は、上の写真のうち明るい色になっているものです。その他の物は極性がないか、他の向きには取り付け不可能なものです。

(4)表面実装のクリスタルの取り付け方

表面実装のクリスタルは、以下の様にすれば普通のDIP部品として使えます。

これが改造前で、

これが改造後です。

部品のハンダ付けが終わったら、AE-UM232R、ATmega328を取り付けて完成です。

ショートピンの取り付け位置は上記写真を参考にしてください。このジャンパ配置はArduino互換基板をUSB給電動かす場合のものです。

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