手元にグラフィック液晶があるのですが、これをArduino(28pin ATmega)で制御しようとすると、グラフィック液晶は4bit制御モードがないために最低でも10pinは必要になってしまいます。
なので、ピン数の多い手持ちのATmega644Pを使いたいのですが、ArduinoのIDE(統合環境)に慣れてしまうと「できればArduino(の統合環境)」で使いたい、と思ってしまいます。さらにArduinoの場合、bootloaderを書き込んでおけば、AVRISP mkIIなども必要なくなるというのも魅力です(むしろこっちの魅力の方が大きい。コマンドラインでブートローダを使う方法はないだろうか?)。
で、大抵の場合はこういうのは先人がいるので、Googleさんで調べてみると、Sanguino.ccが該当することがわかりました。しかし、こちらのサイトはArduinoの0018を対象にしているようなのでちょっと古そうだと思ってがっかりしたのですが、ダウンロードページをよく見ると、「For arduino-0018 and newer:」となっています。記載されているインストール方法をみると、既存のArduinoのディレクトリにまるごと追加のディレクトリをコピーするようなので、試してみることにしました。実際に試したインストール手順は以下の通りです。
- ダウンロードのページからリンクを辿っていって、Sanguino-0018r2_1_4.zipをダウンロードします。
- ダウンロードしたzipファイルを展開します。
- ダウンロードしたSanguinoというフォルダを 「~/arduino-0022/hardware/」 の下に「sanguino」という名前でコピーします。
- arduino IDE を起動して、「Tools」→「Borads」の下に、sanguinoが追加されるのを確認します。
- 何かサンプルをコンパイルしてみます。
これでとりあえずコンパイルできる所までは確認できました。