さくらのVPSマシンでは遠隔操作ソフトとしてFreeNXを使っています。しかし、最近XperiaArcoを手に入れたので、これで遠隔操作したいと思って調べてみました。残念ながらFreeNXは使用できないようで、主流はVNCのようです。その中でもFreeで使用可能なTightVNCを使ってみることにしました。
で、最新のLinuxで使用可能なTightVNCは1.3.10のようなのですが、ここでは簡単にSynapticからインストール可能な1.3.9-6を入れてみることにします。インストールはSynapticを使うのでごく簡単で、「VNC」で検索して「tightvncserver」を選択してインストールするだけです。
インストールしたら、「アプリケーション」→「インターネット」→「X11VNC Server」で起動し、設定を行います。ここではセキュリティ確保のため、SSHを使ったトンネル接続を行いますので、「Listen on localhost」と「File Transfer: TightVNC」にチェックを入れてOKを押します。さらに、「Accept Connections」とパスワード設定をしてOKを押します。Ubuntuのリモートデスクトップビューアはパスワードがなくても問題ありませんが、Androidの Android-vnc-viewerの方はパスワードがないとアクセスできませんでした。
さらに、TightVNCは暗号化などのセキュリティがないために、sshトンネルと併用しなければなりません。
テストのためローカルのUbuntuからSSHトンネルを掘って接続してみます。
$ ssh -p (SSHポート) -L 15900:localhost:5900 userid@接続先
で手元のマシンの Port 15900 がSSHでログインした先から見た localhost:5900 にトンネル接続されます。この状態でローカルのリモートデスクトップビューアで localhost:15900 に接続すると、リモートマシンの画面が表示されました!