こんどは、Eclipse Plug-in をテストしてみます。参考にしたのは、http://gnuarmeclipse.sourceforge.net/wiki/Main_Pageです。EclipseはすでにAndroidの開発環境の構築の際にインストール済みなので、そこにARMのPlug-inをインストールしてみることになります。
1.EclipseのPlus-inのインストール
http://gnuarmeclipse.sourceforge.net/wiki/Plug-in_installationに沿って、プラグインをインストールしていきます。
- 「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」で「インストール」ウインドウが開きます。
- 「追加」ボタンを押し、「リポジトリの追加」ダイアログでロケーションに「http://gnuarmeclipse.sourceforge.net/updates」を入力してOKを押します。
- しばらくすると、名前のところに「CDT GNU Cross Development Tools」というグループが表示されるので、グループのチェックボックスはチェックなしのまま、1階層下を開き、「GNU ARM C/C++ Development Support」にチェックを入れます。チェックを入れたら「次へ」を押します。
- インストールする項目の確認画面が表示されるので「次へ」を押します。
- ライセンスの同意確認画面がでてくるので、同意して「完了」を押します。
- ソフトウェアのインストールが実行されますが、途中で署名なしコンテンツを受け入れるか確認する警告が表示されますので、「OK」を押します。
- Eclipseの再始動確認画面がでてくるので、画面に従います。
2.プロジェクトの生成とToolChainの設定
プロジェクトを生成し、http://gnuarmeclipse.sourceforge.net/wiki/Featuresを参考にツールチェーンの所在をCDTに教えます。
- C言語のプロジェクトとして新規のプロジェクトを生成します。
- プロジェクトタイプは「ARM Cross Target Application」とし、ツールチェーンは「ARM Linux GCC(Sourcery G++ Lite)」とします。 (summon-arm-toolchain は同じarm-none-eabi-gccなので)
- 構成の選択の拡張設定の中の「C/C++ビルド」の「環境」で「すべての構成」を選択した上で、「追加」を押して「名前」に「PATH」を追加し、「値」に「~/sat/bin」を展開した値を追加して、ツールチェーンの場所を知らせます。(展開した値でなければうまく行かないようです)
- 「OK」、「完了」、「はい」で、プロジェクトを生成します
3.ソースファイルの追加とビルド
- ソースの追加で、main.cを追加します。
- stlink/example/blink/main.c の内容をコピー&ペーストします
- 「プロジェクト」→「プロパティ」で「環境」の「C/C++ビルド」の「PATH」に「~/sat/bin」を展開した値が入っているのを確認します。
- 同じく、「ビルド変数」に「~/sat/bin」を展開した値が入っているのを確認します。
これでビルドすると一応コンパイルされるのですが、まず、サンプルはどのボード向けのコンパイルをするか指定するマクロ定義がないのでエラーになります。
さらに、コンパイルできても、リンク時のマップ指定(何番地からの前提でリンクするか)を指定する箇所がわかりません。素直にMakefileがある前提(自分で作る前提)のプロジェクトとしたほうが良さそうです。
・・・・とりあえず、ここまでで今日は挫折・・・orz