前回、実験に使ったFANは7V 0.04Aのもので、これを9V電源でテストしていました。
そこで、12VのパワーのあるFANをちゃんと回せる回路なのかが気になって、秋月電子で適当に12V電源の3線タイプのFANを2個買ってきました。
で、さっそく2個のうちの1個の山洋電機製のFANをブレッドボードの回路につないで、電源を12Vに変更してみると、爆音を立てて回り始めます。(電源投入直後は全力で回るようプログラムを組んである)
・・・・・・・が、爆音を立てて回り続けるだけで、回転数が下がる気配がありません。オシロで波形をみると、センサからパルスが出ておらず、Lのままになっているように見えます。
もうひとつのミネベア製のFANも同様につないでみましたが、こちらもやはり爆音を立てて回り続けるばかりでまったく回転数が落ちる気配がありません。
で、山洋の型番を頼りにGoogleさんに聞いてみたところ、行き着いたのが、この技術資料です。
こちらによると、センサつきFANは以下の3種類があるようです。
- パルスセンサ(回転信号出力型)
モータ1回転につき、2周期の矩形波を出力する - ロックセンサ(回転停止検出型)
モータが回転しているか、停止しているかを検出して出力する - ロースピードセンサ(回転速度検出型)
モータの回転速度が設定回転速度より低下したときに出力する
ということで、FANの羽根を無理やり押さえつけて止めてみたら、信号が出力されました。これでは速度パルスを期待して速度制御しようとしても全開で回り続けるのは当たり前です・・・・orz