回路図を入力したら、レイアウト設計を行う。
(1)外形線の修正
(20)Dimensionレイヤーに1.95inch×1.95inchの外形線を引いた。これで49.53mm四方のサイズになるはず。
(2)部品配置
ラッツネットを参考にしながら部品配置を決める。部品を移動する。移動するとラッツネットがこんがらがるので再度ラッツネットの引き直しをさせる。時々、オートルータを動かして、配線の具合をチェックしながら進める。配線をラッツネット状態に戻すには、コマンド手打ちで、「rip up;」で行える。
今回はほぼ全てをDIP品にしたので意外に大きくなってしまった。表面実装品にしたほうが小さくまとまるのだけど、手持ち部品の関係もあるのでこのまま進めることにします。
(3)シルクの調整
個々の部品IDのシルク位置はSmash状態にした上で、移動させることができるのだけど、部品ごと移動する場合と、シルクだけ移動する場合があって、今ひとつ法則がよくわからない。追加のシルクを(21)のtPLACE面に配置した。(よく考えたら、裏は何もないので、bPLACEに配置してもよかったかも)
※発注の際にオーダーをシルクで入れないといけないようだ。
(4)べたパターンの生成
ポリゴンを書くボタンで、部品面のベタは(1)TOPレイヤーに、半田面のベタは(16)BOTTOMレイヤーに多角形を書く(四角を描くコマンドではだめっぽい)。多角形は点線で表されるので、そこにNameコマンドでベタ信号にしたい信号名(例えばGND)を記載する。この状態でラッツネットコマンドを実行すると、ベタパターンが見えるようになる。
(5)DRCの実行
FusionPCBのWebページからDRCファイルをダウンロードする。(下のほうにある「Eagle Design Rule: click to download」と書いてある)
ダウンロードすると、「Fusion_eagle_rule_v1.1.dru」というファイルが入手できるので、Eagleのコントロールパネルの「Design Rules」のところにドラッグ&ドロップで入れる。
その後、DRCコマンドを実行すると、「Load」というボタンが表示されるので、「Fusion_eagle_rule_v1.1.dru」を開いて、「Check」を押す。
自分の場合は、なぜかベタパターンの外形線が線幅のエラーで引っかかってしまった。線幅を変えてもエラーが出続ける。が、あくまでベタ領域を指定する線がエラーを出しているだけなので、この際無視することにした。
<追伸>
ベタパターンの外形線の線幅とネットクラス(net class)を比較してエラーを出すようです。
『net classの線幅(width) < ベタパターンのPolygonの外形線の線幅』
を満たしていればエラーは出ないようです。