3年ほど前に試してみたGPSモジュールですが、久しぶりに発掘したのでいじってみました。
1.ケースを作ってみた
これまで、とりあえず動かしてみた後放置する原因の一つはむき出しの状態や見栄えの悪い状態で使わざるを得ないことでした。そこで今回はケースを作ってみました。
できるだけ3Dプリンタで出力した部品だけで済ませたいところですが、手を抜いたこともあり、今ひとつといったところです。
2.LinuxMint19で動かしてみた
3年も経っているので、Linux側もそこそこ変わっています。同じ手順で動かしてみようと思ったのですが、思うように動きませんでした。次回動かすためのメモを残しておきます。
(1)動かすのに必要なもの
synapticで、「viking」「gpsd」「gpsd-clients」をインストールします。
(2)USBシリアルを認識、操作できるようにします。
ユーザーをdialoutグループに所属させます。所属させないと /dev/ttyUSB* へのアクセス権がありません。グループに所属させたら、一旦ログアウトしてログインし直します。
(3)PCに接続します
(4)GPSモジュールからデータが来ているか確認します。
$ gpscat -s 9600 /dev/ttyUSB0
(5)gpsdにGPSモジュールを登録します
ここが前回と違うところです。前回はこんなことした記憶がありません。
$ sudo gpsdctl add /dev/ttyUSB0
(6)Vikingで地図上に表示します
操作は概ね同じですが、MapTypeのOpenStreetMap(MapQuest)は変更が必要です。
「Start Realtime Tracking」すると、綺麗に軌跡が描かれるようになりました。
3.GPSモジュールのファームウェアアップデート
秋月の製品ページを見ると、新しいファームウェアがリリースされていて、みちびきの複数機同時運用に対応していました。で、ファームウェアをアップデートしようとアップデートモジュールをダウンロードしたあたりから雲行きが怪しくなりました・・・。
アップデートのためのソフトウェアはWindows用なのですが、PL2303はWindows10では認識しないのです。FT234Xに交換してもいいのですが、FT234XはLinuxでまともに動作しません。うーん、複数機同時対応、試してみたかったんですが・・・。