隠すほどのデータがあるわけではないのですが、nginxにbasic認証をかけておきます。
まず、nginxの設定ファイルを修正します。今回は、/etc/nginx/site-available/defaultを編集します。
location / { # set basic auth auth_basic "Closed site"; auth_basic_user_file /etc/nginx/conf.d/htpasswd/example; }
サイト丸ごとパスワードをかけてしまいますので、location / のところにパスワードファイルの置き場所を設定します。
次に、パスワード格納ディレクトリとパスワードファイルを作成します。
root@i-xxxxxxxx:/etc/nginx/conf.d# mkdir htpasswd root@i-xxxxxxxx:/etc/nginx/conf.d# chown www-data.www-data htpasswd root@i-xxxxxxxx:/etc/nginx/conf.d# chmod 700 htpasswd root@i-xxxxxxxx:/etc/nginx/conf.d# cd htpasswd/ root@i-xxxxxxxx:/etc/nginx/conf.d/htpasswd# echo "設定するユーザー名:$(openssl passwd -apr1 設定するパスワード)" > /etc/nginx/conf.d/htpasswd/example root@i-xxxxxxxx:/etc/nginx/conf.d/htpasswd# sudo chown www-data.www-data /etc/nginx/conf.d/htpasswd/example && chmod 400 /etc/nginx/conf.d/htpasswd/example root@i-xxxxxxxx:/etc/nginx/conf.d/htpasswd# cat example 設定したユーザー名:$xxxx$xxxxxxxx$xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx root@i-xxxxxxxx:/etc/nginx/conf.d/htpasswd# history -c
opensslのコマンドでパスワード文字列を生成してファイルに格納します。設定したディレクトリとパスワードファイルは適切なオーナーとパーミッションを設定しておきます。
なお、コマンドラインでパスワードを打ってしまっているので、最後に history -c として履歴を消しておきます。
この状態で、現状はbasic認証無しでnginxのwelcomeページが表示されるのを確認したら、
root@i-xxxxxxxx:/etc/nginx/conf.d# systemctl reload nginx.service
として、設定ファイルをリロードします。その後、再度表示させた際にbasic認証がかかるのを確認して完了です。