SCD30もSelf Calibrationが動作する連続稼働7日を越えましたので、改めて各CO2センサの比較をしてみたいと思います。
まず、CO2濃度が上昇していく局面です。
①の前は設置環境は無人かつ窓が開いている状態で値は安定しています。①で自分が入室、②で窓を閉めました。ここから値がどんどん上昇し、③で窓を開けて換気しました。
結果的には前回とよく似た結果です。パチもんのMH-Z19Bは相変わらず大きく外れた値が出ています。
次に、400ppm付近の挙動です。(下記④)
SCD30は400ppm以下の値もそのまま出してしまうようです。
MH-Z19Bは内部の計算結果が400ppm以下の場合には400ppmでクリップ、偽物のMH-Z19Bは400ppmを下回ったらとりあえず50足しとけという乱暴な挙動に見えます。
興味深いのはMH-Z19CとSCD41の挙動が結構似ているようにみえることです。結果も今回テストした2台に関してはほぼ同じ値が出ているように見えますし。
外気のCO2濃度は気象庁の資料(二酸化炭素濃度の経年変化、二酸化炭素濃度の観測結果)を見ると、410〜420ppm前後ということになります。温室内や森の中などでは周囲より下がることがありますが、通常の環境では400ppmを下回ることはありません。