Linuxのデスクトップ環境を使っていて困るポイントの一つにWWWブラウザのFlashPlayerとJavaのプラグインをどうするかというのがあるかと思います。最近、インストールする機会があったので、折角なのでメモしておきます。
どちらも方法は考え方としては同じです。APTが用意されていたりすることもありますが、必ず動くという意味で、tar.gz でインストールしてみます。この場合、新しいバージョンが出たらどうするか、というのが心配ではありますが・・・。
Javaのインストール
Javaの場合には、OpenJDKがSynapticパッケージマネージャなどからインストールできれば、そちらの方が簡単なのですが、ここではOpenJDKではなくOracle(旧Sun)のJavaをインストールする場合を記載します。
- http://java.com にアクセスし、tar.gz版のアーカイブをダウンロードします。
今回の場合は、jre-7u17-linux-i586.tar.gz をダウンロードしてきました。 - インストール先のディレクトリを用意して、ファイルを展開します。
$ su
# mkdir /usr/java
# cd /usr/java
# tar xvfz ~/jre-7u17-linux-i586.tar.gz - プラグインディレクトリからシンボリックリンクを張る
firefoxの場合は、
# cd /usr/lib/firefox/plugins
# ln -s /usr/java/jre1.7.0_17/lib/i386/libnpjp2.so .
となる。chromiumの場合は、
# cd /usr/lib/chromium-browser/plugins
# ln -s /usr/java/jre1.7.0_17/lib/i386/libnpjp2.so .
※赤文字の部分を修正しました。合わせて7u17バージョンに合わせて修正しました(2013/3/10)
また、Firefoxのプラグインの設定をすれば、Chromiumは勝手にそれを認識するようです。 - ブラウザを起動して、プラグインを認識しているか確認する
アドレスバーに「about:plugins」と入力して結果を確認する。
FlashPlayerの場合
注意)Ubuntu系の場合は単に「sudo apt-get install adobe-flashplugin」でインストールできます。
- FlashPlayerもtar.gz版をダウンロードしてきます。
今回の場合は、install_flash_player_11_linux.i386.tar.gz でした。 - ファイルを展開してインストールする
$ tar xvfz install_flash_player_11_linux.i386.tar.gz
$ sudo cp -r usr/* /usr ←ディレクトリを /usr の下にコピーします - プラグインディレクトリにライブラリを置く
Firefoxの場合なら、
$ sudo cp libflashplayer.so /usr/lib/firefox/plugins
Chromiumの場合なら、
$ sudo cp libflashplayer.so /usr/lib/chromium-browser/plugins - ブラウザを起動して、プラグインを認識しているか確認する
アドレスバーに「about:plugins」と入力して結果を確認する。
以上でプラグインがインストールできます。
(記憶を辿って書いているので、間違っているかもしれません・・・)