関東地方では今回の東北関東大震災(名称はどれが正しいのでしょう?)でスーパーの棚からは米やインスタントラーメン、レトルト食品、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどがなくなっています。また、ガソリンもなくなっています。一方で、TVでは蓮舫がコンビニに行って「不要不急の物の買いだめをするな、被災地に届かなくなる」とか芝居臭いことを言っています。蓮舫の芝居臭さはどうでもいいとして、実際に被災地からは物がないという悲痛な叫びが伝えられています。
しかし不思議なのは、関東地区ではスーパーの棚に商品がない(ガソリンスタンドにもガソリンがない)ので、そもそも買えないのです。ですから、多少の影響はあったとしても、それが被災地に物がないことの主要因にはならないのではないかと思うのです。
本当に被災地に届ける物資が不足しているのなら、それこそ政治主導で民間に優先的に被災地に回すよう強く求めればいいだけの話です。プロ野球の開催条件にクダラナイ要求(なるべく西でやれ、ナイターはやるな)をわざわざ文書で求める暇があるなら、そっちを優先するべきだと思うのです。(そもそも求めなくても小売流通各社からの物資提供の話が最初のころには出ていたと思いますが・・・)
ですから、問題は関東でも起きているように物流の問題なんだと思うのです。そんなことを考えていたら、ちょうど今日の日経新聞のサイトに「ヘリから救援物資投下、電話で許可 国交省が申請簡素化」という記事が載っていました。緊急性がある救援物資投下も文書で届け出なければならなかったそうで。で、どうもなんでこんなことになっているかというと、中曽根政権の頃からのこういう事態の際の手続きを簡略化するための法律(有事立法)制定に当時の野党が反対していたから・・・・ということらしいです。(確かに反対しとったな・・・)
だんだん枝野官房長官(疲れた?)も含めて、菅政権の動きが悪くなってきた気がします。震災直後はまあまあだったと思っていたのですが、選挙を意識したパフォーマンスが増えてきたような・・・。こんな時に選挙絡みのパフォーマンスなんてやるなよ、って心底思います。