ゴールデンウィークはシュノーケリングをするために海へ行ってきました。水中の様子は非常に美しいので、最近は水中用のデジカメを持参しています。
ただ、人間の目や脳は記憶色やまわりの色の状況に合わせて勝手に色を補正するのですが、デジカメはそんなことはお構いなしにカメラに内蔵されて範囲のホワイトバランスで撮影してしまいますので、大抵の場合は以下のように写真全体が青く写ってしまいます。(今回はあまり天気が良くなかったせいもあり、なおさら青っぽく、さらに空気を巻き込んでいるせいか、ちょっと濁ったような感じになっています)
写真数枚レベルであれば手作業でカラーバランス補正をすればいいのですが、枚数が多いと大変ですので、どうにか手抜きできないか調べてみたところ、Linuxでも動作するXnConverterというソフトウェアを使ってみました。
展開したファイルのxnconverter.shを走らせるとソフトウェアが起動します。(XnConverter.desktopの中身のファイルパスの記述を修正した上で、適切なフォルダに置くことで、ランチャからも起動できるようです)
起動すると、Input、Actions、Outputなどのタブがあるので、Inputで処理対象ファイル(またはフォルダ)を指定します。Actionsのタブで「+」を押して、処理の内容を設定します。今回は「Automatic levels」だけを設定しました。プレビュー画面も表示されるので、どんな風に変換されるか確認しながら設定できます。Outputのタブでは出力先のフォルダや、出力ファイル名を設定します。今回は出力ファイル名に「e_{FileName}」と設定して、元のファイル名の頭に特定の文字をつけることにしました。
これらを設定して、「Convert」を押すと一括して変換をしてくれます。もともとそれなりの色になっているファイルではたまに逆に色がおかしくなることがありますが、とにかく一括して処理してくれるので楽ちんです。
変換してやるとこんな感じになります。
まとめて処理することができることを考えると満足のいく仕上がりです。
<補足>
同じ会社のXnViewMPというソフトウェアでも「ツール」→「一括変換」でほぼ同じソフトウェア(しかも日本語で使える!)が動作するようです。XnConverterがXnViewMPの一部の機能を切り出したものなのかもしれません。