pogoplugfsはインストールしたものの、やはり転送速度と手間はかかります。
そこで、無人で既存のサーバから転送するため、rsyncの導入を試みることにしました。
そのための手段として、OpenPogoをインストールしました。
インストールに当たっては、こちらのサイト
http://ameblo.jp/uassist-ceo/entry-10853801756.html
を参考にさせていただきました。
以下に手順を残しておきます。(基本的には上記の参照サイトと同じです。異なる箇所は色文字にしておきます)
- my.pogoplug.com の 設定 > セキュリティー設定 にすすみ、「このPogoplug対応機器のSSHへのアクセスを有効にする」にチェックを入れる。
「パスワードを変更」ボタンを押し、パスワードを設定する。 - USB接続しているHDDを my.pogoplug.com 画面で取り外す。
- USB接続しているHDDをPogoplug本体から取り外す。
- Pogoplug本体にUSBメモリを接続する。
- USBメモリを my.pogoplug.com 画面で取り外す。
- nmapでPogoplugのIPアドレスを調べて、sshで接続する。
ユーザ名:root
パスワード:設定したパスワード - USBメモリをフォーマットするためのツールをダウンロード
# cd /tmp
# wget http://plugapps.com/os/pogoplug/mke2fs
# chmod 755 mke2fs
# killall hbwd - fdiskコマンドでUSBメモリにsda1パーティションを作成
- USBメモリをフォーマット。
# ./mke2fs /dev/sda1 - USBメモリをPogoplug本体から取り外す。
- 本体を再起動。
# /sbin/reboot - Pogoplug本体にUSBメモリを接続する。
- dfコマンドでUSBメモリのマウント先ディレクトリを確認
/tmp/.cemnt/sda1みたいなデバイスファイルが /tmp/.cemnt/mnt_sda1にマウントされています。 - USBメモリマウント先ディレクトリに移動
# cd /tmp/.cemnt/mnt_sda1 - OpenPogoをブラウザからダウンロード
- ダウンロードした「opt.tar.gz」ファイルを SCP で、USBメモリにアップロード。
SCPの場合フォルダは上記フォルダ /tmp/.cemnt/mnt_sda1 - 「opt.tar.gz」を解凍
# tar xvzf opt.tar.gz - Pogoplugのファイルシステムをりマウントし書き込み可能に
# mount -o rw,remount / - optディレクトリのリボリックリンクを設定
# ln -s /tmp/mnt_opt/.opt /opt - システム起動スクリプトを修正
# cp /etc/init.d/rcS /etc/init.d/rcS.original
# vi /etc/init.d/rcS
※最後尾に追記
/etc/init.d/mount_opt
/opt/etc/init - パス設定を修正するため、/etc/profileを作成
#!/bin/bash
export PATH=/opt/bin:/opt/sbin:/usr/bin:/usr/sbin:/bin:/sbin - マウント用スクリプトを必要に応じて修正(自分の場合はsleep30の追加のみ)
# cp /tmp/.cemnt/mnt_sda/.opt/mount_opt /etc/init.d/
# chmod 755 /etc/init.d/mount_opt
# vi /etc/init.d/mount_optsleep 30
[ ! -d /tmp/mnt_opt ] && `mkdir /tmp/mnt_opt` || `umount /tmp/mnt_opt`
mount -t ext2 -o rw,nosuid,nodev,exec,noatime,sync /dev/sda1 /tmp/mnt_opt
if [ ! -d /tmp/mnt_opt/.opt ]
then
{
umount /tmp/mnt_opt
mount -t ext2 -o rw,nosuid,nodev,exec,noatime,sync /dev/sdb1 /tmp/mnt_opt
if [ ! -d /tmp/mnt_opt/.opt ]
then
{
umount /tmp/mnt_opt
:
: - 本体を再起動。
# /sbin/reboot - Pogoplugのファイルシステムをりマウントし書き込み可能に
# mount -o rw,remount / - ipkgのリポジトリを修正
# vi /opt/etc/ipkg/armel-feed.conf
src cross http://openpogo.com/repo
↓
#src cross http://openpogo.com/repo
src cross http://ipkg.nslu2-linux.org/feeds/optware/cs08q1armel/cross/stable - このままではBusyBox版のwgetでそのまま動かないので、
http://hyokonia.tumblr.com/post/10973041787/openpogo-ipkg
を参考にしてラッパースクリプトを作成する。
# cd /usr/bin/
# mount -o rw,remount /
# mv -i wget wget.busybox
ラッパースクリプト作成
# vi wget.sh
#!/bin/sh
arg=`echo $* | sed -e ‘s/–passive-ftp//g’`
/bin/busybox wget $arg
シンボリックリンクを使ってラッピング
# chmod 755 wget.sh
# ln -s wget.sh wget
# mount -o ro,remount / - ipkgを最新に更新
# ipkg update
# ipkg list
で、インストール可能ソフトを表示 - OpenPogoのインストール完了
- rsyncのインストール
# ipkg install rsync