これまでネットワーク上のRaspberryPiにSSHでリモートログインする場合には、事前にIPアドレスを固定で割り振っておいて、
$ ssh pi@192.168.1.41
とかしていました。しかし、これは結構面倒くさいし、スマートじゃない。RasPiの場合はSDカード側にホスト情報が保持されているので、RasPiが複数台あるとIPアドレスがぶつかりそうになります。
で、簡単に済ます方法が avahi です。調べると、BonjourのOSS版っぽいことが書いてあったり、Zeroconfだぁとか書いてあったりしますが、要は固定IPじゃなくても極めて簡単に名前ベースでsshとかrdpとかが使えるようになります。
インストールは、
$ sudo apt-get install avahi-daemon
です。
RaspberryPi側のホスト名(/etc/hostname)が「raspberrypi」だとすると、インストール後には「raspberrypi.local」で名前解決できるようになります。そうすると、
$ ssh pi@raspberrypi.local
でSSHログインできたり、
$ sshfs pi@raspberrypi.local:/ /mountpoint
でsshfsでマウントできたり、
$ rdesktop -u pi raspberrypi.local
でリモートデスクトップ接続ができます。また、
$ avahi-brouse -ar
でローカルネットワーク上の対応しているサービスの一覧を表示させることができます。
SDカードにホスト名を書いておけば、DHCP環境ではIPアドレスがぶつかる心配をすることなく複数のRaspberryPiを動作させることができます。
※別にRasPiでなくてもBeagleBoneでも同じ手順で対応できます。
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