Jumper EZbook3 Pro はその後、増設したSSDを交換(32GB⇒240GB)して、Windows10をSSDに移動、標準のeMMCはLinux Mint19を入れ直して使っています。で、eMMCのLinux側からは事故等でWindows10を触ってしまわないように、ブートオプションでSATAを禁止してあります。
で、一昨日、翌日(つまり昨日ですね)のお出かけの前に Jumper Ezbook3 Pro のセキュリティアップデートをかけるために増設したSSD(240GB)に移してあるWindowsを起動したまま放置していたら、更新して〇〇になっていたので、更新して再起動を選択したら・・・1903のインストールを始めやがりました。
そしてこれが悪夢の始まりでした。
1903のインストール完了(かな?)の後の再起動をしたら、Windowsのブートローダがいません。
当然、Windowsが起動できるはずもありません。しかたがないので、そのまま持参せずにおでかけ(何のためのノートPCなんだか・・・)しました。
そして、帰宅後に、修復を試み始めたのですが、ブートローダの修復にはWindowsのインストールメディアが必要なことがわかりました。で、1903のインストールイメージを持ってきたら・・・・4.8GBあって、1層のDVDメディアでは容量不足で書き込めません。BD-Rメディアにも書き込めません。
しかたがないので、別のPC上のWindows10でメディア作成ツールでUSB起動のメディアを作成しようとすると、長い長い作成過程のあと、「0x80042405 0xA001B」というエラーで作成ができません。このコードだけ表示するエラー、何が原因かさっぱりわからないので、ものすごく頭にきます。
ネット上にたくさんある、WindowsのHowTo的なページも1903でのメディア作成の方法については肝心な部分が暈してあるものが多く、実際のところはトラブルが多いのではないかという気がします。
悪戦苦闘して、なんとか起動メディアが作成できたのですが、どうも、USBメモリのパーティションテーブルがMBRになっているとダメで、GUIDパーティションテーブルでUSBメモリが初期化されていて、しかもWindows上で領域のフォーマットがされていないとダメな感じがします。(ひょっとしたら、NTFSも条件かもしれない)
しかし、これで起動してもインストール済みのWindows10のアップデートかクリーンインストールかを選択する画面しか出力されず、ブートローダのインストールはできませんでした。
結局、eMMC側のLinuxMint19でSATAを禁止するのをやめました。具体的には、/etc/default/grub に記述してあった、「GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT」の起動時オプションの「libata.force=disable」を削除しました。削除後は、
$ sudo grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
として grub を更新して再起動、ここでSATA上のWindowsが見えるようになっているはずなので、再度
$ sudo grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
として grub を更新して grub のエントリーにWindows10を追加させました。
すると、eMMCからの起動時に grub 上でWindowsが起動できるようになりました。実際には更新は完了しておらず、なんどかまた再起動した後に、無事に1903になりました。
結局のところ、grubを検出すると、Windows10の更新プログラムはブートローダをインストールせず(というか消去して)、grubに任せるような挙動になっているのかもしれません。自分はLinuxとWindowsで環境をキッチリ分けたいので、以前のやり方が気に入っていたのですが、今後はダメなのかもしれません。
ちなみに、壁紙が以前より明るくなっているのですが、自分は嫌いです。