Windowsの「インターネット接続なし」の原因

よく起きる「インターネット接続なし」表示の原因です。
簡単にまとめると、

  1. dns.msftncsi.com の名前解決が正常にできない
  2. http://www.msftconnecttest.com/connecttest.txt から正しいテキストファイルが取得できない
    (IPv6の場合はhttp://ipv6.msftconnecttest.com/connecttest.txt

だそうです。
詳しくは、ネットワーク接続状態インジケーター (NCSI) の概要とトラブルシュートを参照。

LinuxMintでコマンドラインからQRコード表示

LinuxMintでWebを閲覧していると、
「このページ(URL)をスマホに転送したい!」
と思うときがあります。
方法としてはアドレスバーにポチポチ打ち込む、メールに書いて転送する、ブラウザのブックマーク経由で転送する、Google Documentに一旦コピペする、などがありますが、どれもイマイチかな、と。
でふと思いついたのが、

QRコード経由で転送する

です。お手軽にはWebサイト上で変換してくれるサイトがたくさんあるのでそれでもいいのですが、当然記録を取っているはずなのでちょっと気持ち悪い。
ということで、もう少し気にならない方法でローカルで済ませてみます。

Linux上へのソフトウェアのインストール

方針としては、
①qrencodeでQRコード画像を生成
②ビューアで表示
ということになります。できれば中間ファイルなども生成したくないので、②は標準入力からの画像データを表示できるものとしてimagemagickのdisplayコマンドを使ってみます。
インストールは、

$ sudo apt install qrencode imagemagick-6.q16

です。imagemagickは候補の中から選んだだけです。
インストールしたら、

$ qrencode "https://tomono.tokyo" -o - | display

とすると、

という感じで、QRコードが表示されました。
これをスマホのカメラでスキャンしてやればページを表示できます。なお、スマホのカメラのスキャナも読んだものをクラウドにアップロードしているものが多そうなので、個人情報を含んだりする情報やユニークなURLなどはこの方法では転送しないように注意が必要です。

試しにURLではなく、文章を変換してみました。

$ qrencode "祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。" -o - | display 

として、表示された

を読んでやると、ちゃんとテキストとして認識されクリップボードにコピーするか聞いてきました。そこで、さらに長い文章で試してみました。

$ qrencode "祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高、漢の王莽、梁の朱忌、唐の祿山、これらは皆舊主先皇の政にもしたがはず、樂しみをきはめ、諌めをも思ひ入れず、天下の亂れん事を悟らずして、民間の愁ふるところを知らざりしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。近く本朝をうかがふに、承平の將門、天慶の純友、康和の義親、平治の信賴、これらはおごれる心もたけき事も、皆とりどりにこそありしかども、まぢかくは六波羅の入道、前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人のありさま、傳へ承るこそ心もことばも及ばれね。" -o - | display

とすると、

が生成されて、これも正しく読むことができました。
信頼できるQRコードリーダーがあれば、長めのテキストの送信にもつかえるかもしれません。

UEFI環境でUSBメモリにLinuxをインストールする

USBメモリにLinuxをインストールする場合、UEFIではなくレガシーで起動させてインストールする必要がありましたが、最近はノートPCを中心にUEFIオンリーのPCが増えています。また、UEFI環境でSSDの領域を分割してデュアルブートというのもかなりハードルが高いようです。

となると、UEFI環境でUSBメモリから(Liveシステムではなく)Linuxを起動したいということで、どうしたらよいか調べてみました。

“UEFI環境でUSBメモリにLinuxをインストールする” の続きを読む

WebARENAのUbuntuをアップデートしてみた

WebARENAのUbuntuは18.04あたりで運用していたのですが、22.04.1 LTSにアップデートしてみました。

18.04の状態でアップデートをかけて再起動してログインしてみたら、

New release '22.04.1 LTS' available.
Run 'do-release-upgrade' to upgrade to it.

というメッセージが出ました。

早速、

$ sudo do-release-upgrade

としてみたところ、しばらくしてsshで接続して実行するのはオススメしない、というようなメッセージが出ましたので、Webコンソールからログインして実行しました。

いくつか設定ファイルが新しくなるようですが、書き換えているものもあったので古いものを保持した意外は特に操作はありません。

ただ、アップグレード後、以前構築したFlaskで動かしているアプリが動作しなくなってしまいました。
ちょっと悩んでしまいましたが、調べてみたところ、Pythonのモジュールが入っていないだけでしたので、

$ sudo pip3 install paho-mqtt
$ sudo pip3 install uwsgi
$ sudo pip3 install Flask-HTTPAuth

でほぼアップデートは完了です。

CPUの動作周波数を制限する

いまさらですが、作業用のPCとは別にWeb閲覧・調査用にCore i3-3220TのPCをLinuxMint21を入れて使っています。
が、このPCはCPUの負荷がかかるとCPUファンの音がうるさくて耳障りなので、閲覧用にエントリーレベルのCPUで1台組もうかと思ったのですが、今はあまり自由にパーツを選択できる状況ではないようです。そこで、CPUの周波数を制限してみました。

$ sudo apt install linux-tools-common linux-tools-generic

としてから、

$ sudo cpupower frequency-set -g powersave

として、CPU周波数のガバナを最低周波数に固定します。現在の設定は以下で確認できます。

$ sudo cpupower frequency-info
analyzing CPU 0:
  driver: intel_cpufreq
  CPUs which run at the same hardware frequency: 0
  CPUs which need to have their frequency coordinated by software: 0
  maximum transition latency: 20.0 us
  hardware limits: 1.60 GHz - 2.80 GHz
  available cpufreq governors: conservative ondemand userspace powersave performance schedutil
  current policy: frequency should be within 1.60 GHz and 2.80 GHz.
                  The governor "powersave" may decide which speed to use
                  within this range.
  current CPU frequency: Unable to call hardware
  current CPU frequency: 1.60 GHz (asserted by call to kernel)
  boost state support:
    Supported: no
    Active: no
    2800 MHz max turbo 4 active cores
    2800 MHz max turbo 3 active cores
    2800 MHz max turbo 2 active cores
    2800 MHz max turbo 1 active cores

これでしばらく様子を見てみたいと思いますが、とりあえずはすぐにうるさくなったりはしないようです。また、Webの閲覧くらいなら全く問題はなさそうです。

nimを動かしてみた

nimをインストール

公式サイトのインストール手順の一番最初にあるchoosenimを使った方法を試してみる。

$ curl https://nim-lang.org/choosenim/init.sh -sSf | sh

とすると、テレメトリ情報の取得可否の質問をされるが、すぐ完了する。
~/.profile か ~/.bashrc に

export PATH=/home/${USER}/.nimble/bin:$PATH

を追加するよう表示されているので、 ~/.bashrc の最後に記述を追加してシェルを開いて、バージョンを確認する。

$ nim -v
Nim Compiler Version 1.6.6 [Linux: amd64]
Compiled at 2022-05-05
Copyright (c) 2006-2021 by Andreas Rumpf

git hash: 0565a70eab02122ce278b98181c7d1170870865c
active boot switches: -d:release

サンプルを動かしてみる

nimのドキュメントにある、Learn X in Y minutesからソースコードをダウンロードしてきて、

$ nim c learnNim.nim

でコンパイル、

$ ./learnNim

で実行できた。

$ nim c -r learnNim.nim

とすると、コンパイル後実行してくれるので、Pythonと同じ感覚で使える・・・・かもしれない。

オンラインでコンパイル&実行

https://play.nim-lang.org/ にて、オンラインでコンパイル&実行ができる。ただし、対話的なものはだめっぽい。(よくわからん)

プログラミング言語Nim

Nimというプログラミング言語があるらしい。
ちょっと見た感じ、とても興味深い気がするので、是非トライしてみたい。
知ったのは、

がきっかけ。

お役立ちリンクも貼っていただいた。

同じ内容だけど、自分で参照するために貼っておこう。

電気通信事業法

ググっていてたまたま見つけたのだけど、電気通信事業参入マニュアルガイドブックなるものがあることがわかった。

これによると、

ということで、特定のユーザー間での送受信機能があると、電気通信事業法上の登録または届出が要るらしい。

これって、もしかして例えばWordPressにユーザー間のメッセージの送受信ができるプラグインを入れて運用を始めた時点で該当しちゃうってことなのだろうか??(自分は入れてないけど)

あ、広告入れなければいいのかな??

Ryzen Pro 4750G + Linux Mint 20.3 Cinnamon(Edge)

4度目(実際にはもっといろいろ試しています)の挑戦です。

Linux Mintのエディションには、Cinnamon、Cinnamon(Edge)、MATE、Xfceがあり、2番目の『Cinnamon(Edge)』ってなんだ?と思って調べてみたところ、初めからカーネルが5.13系になっているもののようです。

ですので、こんどはこちらでトライしてみました。あわせて、今回はインストールUSBで起動する際にBIOSではなく、UEFIを選択しました。(先にセキュアブートは禁止してあります)

で、インストーラでは平然とマルチモニタをしっかり認識して、らくらくとインストールが進みます・・・が、インストールして再起動すると、GRUBでRecovery Modeじゃないと起動できません。正確には、Linuxの起動メッセージが2〜3行くらい表示された後、何も画面が表示されなくなります。

Recovery Modeでは800×600しか表示されないのですが、なんとかこれでアップデートの際のミラー選択をして、すべて更新をかけます。

で、更新しても、やっぱりGRUBでRecovery Modeじゃないと起動できません。おまけに、ドライバインストールがいるよ、という表示が出るものの、ハードウェアをスキャンしても何も検出されません。

で、このままAMDのGPUドライバをインストールしてきます。


http://repo.radeon.com/amdgpu-install/latest/ubuntu/

の下の、

http://repo.radeon.com/amdgpu-install/latest/ubuntu/focal/

からインストール用のドライバパッケージ(amdgpu-install_21.50.50000-1_all.deb)をダウンロードしてきて、ダブルクリックしてインストールします。

その後、

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt install build-essential
$ sudo amdgpu-install

としたところ、無事にマルチモニタで動作するようになりました。

で、あとはいつものように言語の設定で、システムのロケールと言語サポートをインストール。
こんどは無事に動作し続けるといいのですが・・・。

Ryzen Pro 4750G + Linux Mint XFCE

先にマルチモニタ表示ができずにUbuntuにしたRyzen 7 Pro 4750G + DeskMini X300ですが、やはりUbuntuが使いにくくてなんとかLinux Mintに戻すチャレンジをしてみました。

が、今回はいつものMATEではなく、Cinnamonでチャレンジしたところ、

  • 標準のkernel 5.4系 : マルチモニタ認識せず
  • kernel 5.8系 : メンテされてないので対象外
  • kernel 5.11系 : まったく画面表示が出ない
  • kernel 5.13系 : マルチモニタ認識しない上に、ネットワークデバイスも認識しない(dmesgでは認識してるのに・・・)

ということで、Cinnamonでも途方に暮れてしまいました。

そこで、Linux Mint XFCEを試してみたところ、標準ではやはりマルチモニタを認識しなかったのですが、インストール後にとりあえずアップデートだけかけて、

http://repo.radeon.com/amdgpu-install/latest/ubuntu/

の下の、

http://repo.radeon.com/amdgpu-install/latest/ubuntu/focal/

からインストール用のドライバパッケージ(現在あるのはamdgpu-install_21.50.50000-1_all.deb)をダウンロードしてきてインストール、

その後、


$ sudo apt update $ sudo apt upgrade $ sudo amdgpu-install

としたところ、無事にマルチモニタで動作するようになりました。\(^o^)/

しばらくこれで使ってみようと思います。

【追伸】

しばらく・・・・というほど使って見るまでもなく、Chromeを使っているとフリーズするようになってしまいました。😔