昨日の地震の前兆?

昨日(4月7日)の午前11時くらいのできごとですが、3月11日の地震の数時間前と同様に地鳴りのような音を感じていました。

といっても、3月11日のように「コォォォォーッ」というような感じではなく、「コッゴッコッゴッコッゴッ・・・・」というような感じです。前回と同じく、やはり窓を開けてみたのですが、前回同様、外から聞こえる音ではありません。前回に比べると微かでわかりにくかったのですが、それでも3月11日のことがありましたので、どこから音がしているのか突き止めるために職場内を歩き回って調べましたが、前回と同じように窓の外から聞こえる気がする(感じるという方が適切な表現かもしれません)ばかりで正体はわかりませんでした。今回は、近くにいた同期の友人に聞いても「そんなの聞こえない」とのことでした。

そうこうしているうちに、11時40分に茨城県沖でM4.9の地震が発生しました。

で、その後、ほとんど聞こえなくなってしまいましたので、その前兆だったのかな、とも思いましたが、M4.9の地震の前兆なんて当たっても意味がありません(それこそたくさん起きている)ので、結局3月11日の地鳴りが聞こえた(感じた)のも気のせいだったんだろう、とそれで妙にすっきりしてすっかり忘れていました。

・・・が、よく考えると、昨夜の宮城県沖のM7.4の地震の前兆だったのでしょうか・・?

空白域がある??

AQUAシステムにいち早く情報が載るので、いつも地震が起きたらチェックする防災科学研究所Hi-net自動処理震源マップをたまたまみていたら、デフォルト表示の『日本全国広域』の『最新30日間』で埼玉・群馬・長野・山梨の4県が接するあたりに明らかな空白域が見えることに気がつきました。(画像を含むデータの転載はできないので、自分で見てください)

・・・・が、「日本全国拡大」や「東日本」に拡大すると、そんなにはっきりした空白域にはみえませんでした・・・。

東日本の拡大図をみていると、今度はこんなところで地震が多いことに気がつきました。

  • 群馬栃木の県境、白根山の地域
  • 新潟県の苗場から十日町にかけての地域
  • 白馬~鹿島槍ヶ岳~立山の北アルプス地域
  • 密度は低いですが、いわゆる南アルプス地域

どこも山なのが興味深いです。

宮城県で強い余震発生

4月7日23時32分に宮城県沖で強い地震がありました。

職場にいた前回と違って今回は自宅にいました。前回は翌日帰宅してみたら本棚のものがかなり放り出されていたのですが、今回は本棚の上から多少落ちてくるくらいでした。

また、Arduinoベースの加速度計では15(gal)程度の値を表示していました。

今回の震央は北緯38.2度、東経142度、マグニチュードM7.4、震源の深さは約40kmとのことだそうです。通常であれば、かなりの規模の地震ですが、3/11の大地震の前では余震にみえてしまいます。

HT7750Aを試す

これまでの製作で電池動作をさせる場合には006Pタイプの電池とLDOレギュレータの組み合わせでやってきましたが、006PタイプのNiMH電池は単価が1個800円程度もします。しかも、容量が200mAh程度しかなく、(電圧低下を無視すると)8.4V×0.2Ah=1.68Wh程度の電力量しかありません。さらにLDOで熱に変えてしまいますから、実質的には1.68Wh×5V/8.4V=1.0Wh程度です。

そこで、100円ショップでも入手可能な単三のNiMH電池と安価なスイッチングレギュレータの組み合わせでいけないかということで、HOLTEKの三端子スイッチングレギュレータの実験をしてみました。理屈の上では、1.2Vから5Vを85%(Typ)で生成しますので、100円ショップでも入手可能な1300mAhのNiMH電池でも、1.2V×1300mAh×85%=1.3Wh程度ということで同程度の駆動時間は得られますし、1900mAhのeneloopを使えば1.2V×1900mAh×85%=1.9Whと倍近い駆動時間が得られるはずです。

で、まずはブレッドボードに組んでみました。回路はデータシートほぼそのまま・・・ですが、タンタルコンデンサではなく電解コンデンサと0.1uFの積層セラミックコンデンサの組み合わせです。インダクタは手持ちの100uAのチョークコイルです。出力に470Ωの抵抗を介して白色LEDを接続しています。470Ωの両端の電圧を測ると810mVですから、負荷は1.7mA程度です。この時の出力電圧は5.03Vでした。

負荷として470Ωを1本並列に足すと4.74V、2本で4.50V、3本で4.11Vとなりました。大雑把には1本で10mA程度の負荷になりますから、10mA程度で電圧が下がり始めることになります。負荷に470Ωを3本追加した状態で電池を充電済みのeneloopに変えてみたのですが、4.19Vにしかなりませんでした。

次に電源のeneloopを2本直列にしてみますと、470Ω負荷0本(LEDのみ)で5.07V、1本で5.10V、2本で5.10V、3本で4.82Vということで、20mAを越えると電圧が下がり始めます。

今回はブレッドボードに組んでいますし、コンデンサも電解+積層セラミックの組み合わせですのでHT7750Aの本来の性能が出ていない可能性もありますが、あまり余裕はないようです。三端子で構成が簡単なのは魅力ですが、よく注意して使わないと思わぬ落とし穴がありそうです。

ArduinoでSDカード(2)

前回ハードウェアが完成しましたので、とりあえず動かしてみます。

といっても、サンプルにすでにありましたので、「File」→「Examples」→「SD」→「DataLogger」でデータロガーのサンプルを開きます。

ソースをみると、冒頭にCS信号に関するコメントが記載されています。どうやらEthernetShieldとの関係で、デフォルトは4pinがCSになっているようです。自分は10pinに接続していますので、最初の方の

const int chipSelect = 4;

を4ではなく10に変更します。

これで、コンパイル・ダウンロードしてやると、A0、A1につないだジョイスティックの値と、何もつないでいないままのA2の値がSDカードに書かれていくようになりました。

ただ、1回のデータ収集毎にファイルクローズしているせいか、1サンプル/1秒程度の動作となってしまっています。そうしなければ電源断やリセット時にファイルが失われるので、仕方ないのですが・・・。

改めてUSBメモリにUbuntuをインストール(2)

アップデートが完了したら、必要なものをインストールしていきます。

まずはブラウザです。

  • Google Chrome

次に、Synapticでインストールできるものをインストールします。

  • KlamAV
  • GIMP
  • WINE
  • avrdude/avr-libc
  • jhead
  • openjdk-6-jre
  • Gufw

以下のものは個別にインストールしていきます。

  • Broadcom用無線LANドライバ(システム管理の「ハードウェアドライバ」から)

さらに、以下の作業を行います。

完了したら、以下のコマンドでディスクイメージのバックアップを取っておきます。

$ sudo dd if=/dev/sdc of=イメージファイル名

これでディスクイメージを準備できました。

復興に向けた大連立は誰のため?

朝日新聞の記事によると、民主党・自民党・公明党の大連立の機運が盛り上がってきた、とあります。しかし、その背景は、民主党側はガレキ処理とか仮設住宅とか早急が必要なものへの対応、というのがありそうですが、一方で巨額の震災被害(記事によれば16兆円~25兆円)への復興事業に関与を求める声が自民党内のベテラン議員を中心に高まってきているだとか・・・。で、実現させるために、巨額の復興事業に関わる大臣ポストをいくつか用意するんだそうで。

それで連立するのかしないのかわからないけれど、これで釣られる方も釣られる方だし、釣るのにそんな餌を用意する方も用意する方だと思う。記事によれば「民主党幹部は『運び方さえ間違わなければ大連立に進む』とか自信を示してる」んだとか。言い換えれば『金を餌にするから入れ食い間違いなし!』としか聞こえないんですけどね。

復興はもちろん最優先事項だけど、この大連立に向けた動きは、どうも金と利権の匂いしかしない。自民党のベテラン議員と民主党の幹部、一体何なんでしょうね。この組み合わせでは、どうしても表向きの箱物事業のイメージしか沸きません。しかも、箱物に全予算をつぎ込んで終わってしまう気がします。

今回の震災からの復興は今後の日本のいわゆる国家100年の計の礎ともなりうるものだと思います。現在の日本の経済状況からして、限られた予算でいかに効率よく回していくかが求められるはずです。それなのに、いきなりこれでは先が思いやられます・・・。

改めてUSBメモリにUbuntuをインストール(1)

今日は改めてUSBメモリにUbuntuをインストールします。

目的はポータブルな環境を作る・・・ことではなくて、ちょっと無茶なことをやってみるとか、変わったことをやってみるための実験用の環境にするためです。もちろん、VMwareを使うという手もあるのですが、USBなどで何かを接続する場合などハードウェアが絡んでくる場合にはVMwareは面倒くさいのです。なので、Ubuntuで作った環境を dd でイメージを採取しておくことにします。

インストールするのは定番の 10.04LTS です。BIOSでSATAを殺してHDDが見えないようにした後、CD-ROMで起動します。起動後のインストールにあたってはユーザー名を聞いてきますが、どうせ実運用の環境ではありませんから、その場で消してしまう、あるいは、その場できちんとユーザーを作り直す前提にします。ユーザー名はrootにしようかと思いましたが、システムに組み込まれているので「ubuntu」にしておきました。ログインは後でユーザーを追加する前提なので、ログイン時にパスワードを要求させます。

再起動すると、膨大なアップデートが待っています。この時点では392個、305MBでした。延々とアップデートを進めます。

各国のロボットが福島に結集?

今回の東日本大震災を発端とする福島第一原子力発電所の事故の事態収拾のため、各国のロボットが人が入れないところでの作業用などに集まってくると報道がされています。

もともと日本はASIMOや産業用などのロボット技術では進んでいたはず・・・なのですが、今回はどうも海外のものが注目されています。で、日本でもJCOの臨界事故を受けて、放射線強度が高いとこで活動できるロボットを開発したらしいのですが、維持する予算がなかったために動かせる状態にないらしい。原子力事故などはないにこしたことはないし、あったとしても滅多にあるものではないのだけど、だからといって備えをしなくてもいいというわけでもない。しかし、原子力事故だけを目的に開発・維持管理するのは無理があります。他の用途とあわせて自衛隊などの装備にするのがあるべき姿なのではないかと思うのですが、どうなのでしょう。

会社組織でも同じですが、なんと縦割り&セクショナリズムが激しいことでしょう・・・。

また、日本でも民間企業でも無人で空撮ができる機器をもっている会社があるようです。また、その写真が載っているサイトがありました。

ArduinoでSDカード(1)

センサが読めるようになったら、今度はそれをロギングしたくなるのは当然と言えるでしょう。

というわけで、こんなものを作ってみました。

単にSDカードのソケットをユニバーサル基板に載せただけです。載せるにあたって、位置合わせ用のエンボスを切り飛ばしたり、端の方の2.54ミリピッチに合わないピンをそっと曲げたりして載せてあります。当然、SPIモードでの接続です。

後ろのArduinoは3.3V/8MHz動作版のArduino(Akidukino)です。ただ、液晶モジュールは5V動作のものが多いので両方付けようとすると結構面倒くさい・・・。