Ubuntu10.04に回路図エディタEagleを導入

久しぶりに電子工作に取り組んでいます。工作にあたり、まず仕様書・・・というほど大げさなものではなく、メモ程度の要求仕様(どんなものを作りたいのか)、設計仕様、システム仕様を整理します。これを今回はUbuntu+OpenOffice.orgでやってみたのですが、電子工作の範囲であればまったく問題なさそうです。(むしろWindows環境+Microsoft Officeよりも使いやすいくらいかも)

設計仕様・システム仕様がまとまったところで、回路図を作ります。最終的にはユニバーサルボードに組むのですが、一度は回路図を書いて、レイアウトを決めないと行き当たりばったりだと苦労しますので。昔はそれでもよかったのですが、最近細かいものがつらくなってきた(;_;)ので、事前に詰めておきます。

そのために、回路図CADを導入することにしました。最初はWindows環境に・・・と思ったのですが、せっかくなのでUbuntu環境でトライしてみることにしました。調べてみると、EagleCADはLinux版があるようなので、そちらにしてみることにします。(調べる過程で出てきたFRITZINGは一見オモチャっぽく見えるけど、電子工作用途ではすごく強力なツールのような気がします。電子工作がマーケットとして成立しつつあることを示しているようで非常に面白い。Windows/Linux32bit/Linux64bit/MacOS-Xのクロスプラットフォームのようなので、今度調べてみたいと思います。)

話をEagleに戻します。CadSoft社のダウンロードのページに行くと、Linuxのダウンロード先へのリンクが貼られています。これを右クリックして、「リンク先を別名で保存」として、適当な箇所に保存します。
保存後、シェル(端末)を開いて、

$ sh eagle-lin-5.10.0.run

とすると、しばらくの沈黙の後、

こんな画面のインストーラが立ち上がります。
Nextを押すと、ライセンス(EULA)の確認を促す表示が出ますので、確認した後「Yes」を押します。
次にインストール先を確認してきます。デフォルトでは、ホームディレクトリの下に作るように表示されています。とりあえず、このまま進めてみますので、「Next」を押します。
次にコピー先(インストール先)の確認画面が出ますので、「Next」を押します。
コピー作業が行われて、所有するライセンスの確認画面が表示されます。

ここで「Don’t license now」を選んでおくと、最初の起動時にライセンスを選択できるようです。
Freemium codeというのは、60日限定版のStandardに近いライセンス、ということのようです。(要はほぼ機能制限無しの60日限定お試し版、ということみたいですね)
今回はそれほど大きな回路を作るわけでもないし、Light Edition(=Freeware)で済ませることにします。ですので、ここで「Run as Freeware」を選択しておきます。これでインストールは完了です。

起動は、ホームディレクトリ上で、

$ eagle-5.10.0/bin/eagle
で起動します。(ホームディレクトリにインストールしたのだから当然ですね)
初回起動時に、プロジェクトを保存するディレクトリを作成するか聞いてきますので、作成します。
作成すると、プロジェクトの管理画面が開きます。
Linuxのアプリケーションとは思えない、簡単インストールでした。(rootになる必要すらない、というbがすごい驚きです)

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