普段使っているマシン(Celeron G530 + RAM 8GB + LinuxMnit11 64bit)でちょっと実験してみたいことがあったのでKVMで仮想環境を構築してみました。
1.必要なソフトウェアのインストール
Synapticで以下のソフトウェアをインストールしました。
- qemu-kvm
- libvirt-bin
- virtinst
libvirtを使用して仮想マシンを作成するためのコマンドラインツール群
virt-install: 新たな仮想マシンをセットアップ
virt-clone: 既存の仮想マシンを複製
virt-image: イメージ情報の記述ファイルから仮想マシンを作成
virt-convert: 仮想マシンの形式を変換 - virt-manager
仮想マシンを管理するためのデスクトップアプリケーション
2.仮想マシンマネージャを起動
$ gksudo virt-manager
で仮想マシンマネージャを起動します。
3.新規仮想マシンを作成
localhost(QEMU)を右クリックして「新規」で新規仮想マシンを生成します。
難しいところはないですが、仮想ディスクは /var/lib/libvirt/images の下に生成されるようです。
4.OSのインストール
仮想マシンを起動すると、組込みのVNC Viewerが起動して、そこで仮想マシンのオペレーションができます。今回はその画面上からUbuntu10.04LTSをインストールして、インストール後にアップデートをかけました。特に難しいところはありません。
・・・が、VNCではやはり反応が遅くてGUIは使いにくいので、xdmcpで画面はホスト側に出すことをトライしてみることにしました。
5.仮想マシン内に /etc/gdm/custom.conf を作成し、restartする。
内容は以下の通り
[xdmcp] Enable=true MaxSessions=16 DisplayPerHost=2
作成後、
$ sudo service gdm restart
として、gdmに設定ファイルを反映させる。
6. ローカルPCにviewer(でいいのか?)をインストール
Synapticで xserver-xephyr をインストールする。
$ Xephyr :1 -once -screen 1024×768 -query 192.168.xxx.xxx
で接続するとエラーになりました。
しらべてみると、xdmcpは2.32以降でないとダメみたいなのですが、Ubuntu10.04LTSでは依存関係から簡単ではなさそうです。かといって、12.04やCentOS6.3なども試してみたのですが、なかなかうまくいきません・・・。
結局、VMware+vmwaretoolsにするか、FreeNXを使うのが簡単そうです・・・。