ずいぶん前に秋月で買った雷センサーAS3935を使って、しばらく前に雷センサーロガーを作りました。
仕様としては、CPUにはPIC16F18857を使用、時計ICにRTC8564NBを使用したRTCモジュールに、液晶にI2C接続の液晶モジュールを使用、記録は24LC256のE2PROMに保存するというものになっています。電源は単三電池が3本ですので、持ち歩くにはやや大きいものになっています。電池の持ちとしては約3ヶ月程度くらいと思います。
制作後、最初は作業卓の近くの窓際に置いていたのですが、PCや3Dプリンタなどのノイズをかなり拾うようで、妨害イベントがかなり検知されました。弱い雷もあるにはあったのですが、鉄筋コンクリート造りでは肝心の落雷を検知せずに、ノイズが偽の落雷イベントとなっていると思われるものが少なくありませんでした。そこで、途中から部屋のもう一つの窓際に置いたところ、PCや3Dプリンタなどのノイズの影響は受けなく鳴りました。しかし、この窓も窓の外は2〜3mほど離れて隣の棟が建っており、電波状況としては良くなく、AMラジオも内蔵バーアンテナでは受信できません。(ちなみに、AS3935は雷が発する500kHz近傍のノイズを電波として受信して動作している)
今年は近所で雷が鳴るということもあまり多くなく、以降の動作確認が難しかったのですが、昨日は関東地方でかなり雷が鳴ったようで、自宅近くでもそこそこ雷が鳴りました。
やはり鉄筋コンクリート造の屋内設置で、窓際とはいえ窓の外も鉄筋コンクリート造の建物が建っているという条件はかなり厳しいようで、かなり反応はするものの、検知できる条件は雷の音がすでに聞こえる状況くらいでした。
屋外設置する方法を考えたいところですね。