Arch-Linuxをインストールしてみた

だいぶ前から触ってみたかったArch-Linuxをインストールしてみることにします。インストールガイドが秀逸なので、これ沿ってVirtualBox上でインストールしてみました。早速、ガイドに沿ってすすめていきます。

インストールイメージGnuPG鍵をダウンロードして、

$ gpg --keyserver-options auto-key-retrieve --verify archlinux-2022.03.01-x86_64.iso.sig

として、署名検証をします。出力された結果のフィンガープリントが公開されているものと一致していればいいのでしょう。

一致していたら、とりあえずCPU4コア、メモリ4GB、ストレージ30GBとして仮想マシンを作成し、インストールメディアをマウントして起動します。

起動したら、

# loadkeys jp106

として、日本語キーボードにマップを合わせます。

マップがあったら、

# ping archlinux.jp

としてネットワークの疎通を確認します。

# timedatectl set-ntp true
# timedatectl status

として、時計を合わせ、合っていることを確認します。

# fdisk /dev/sda

として、ディスクのパーティションを作成します。

/dev/sda1を4GBでLinux swapに、/dev/sda2を26GBでLinuxに設定しました。

wコマンドでパーティションテーブルを書き込んで、確認します。

パーティションをフォーマットします。

swapを有効化して、ルートパーティションを /mnt にマウントします。

必須パッケージをインストールします。

# pacstrap /mnt base linux linux-firmware

fstabを生成します。

インストールしたシステムにchrootします。

タイムゾーンと時刻の設定をします。

ローカリゼーションします。

で、ここで、

とさらっと書かれていたりするのですが、viすら入ってません。

なので、

# pacman -S vim

として、vimをインストールしてからvimで /etc/locale.gen を編集して、

en_US.UTF-8 UTF-8
ja_JP.UTF-8 UTF-8

の行のコメントを外して保存してからロケールを生成します。

LANG環境変数を設定する/etc/locale.confを作成します。

コンソールキーマップを設定する/etc/vconsole.confを作成します。

ホストネームを設定します。

initramfsを生成します。

rootのパスワードを設定します。

GRUBをインストールする

ブートセクタにインストールする。

chroot環境から抜けて再起動する。

仮想メディアを外して起動すると・・・

で、Enterキーを叩くと、無事に

ということで、起動成功しました。

引き続き、一般的な推奨事項に沿って、設定していく感じでしょうか。

Ryzen Pro 4750G + Ubuntu 20.04.4 LTS

前回、LinuxMintでマルチモニタ表示ができなかったのでkernel 5.8系をインストールしたDeskmini X300 + Ryzen Pro 4750Gですが、kernel 5.8系はアップデートが提供されていないことに気づきました。

調べてみると、AMDが提供しているドライバをインストールするのが正しいようです。(なんで?標準で表示してくれる方が圧倒的に嬉しいのですけど)

手順は、

http://repo.radeon.com/amdgpu-install/latest/ubuntu/

の下の、

http://repo.radeon.com/amdgpu-install/latest/ubuntu/focal/

からインストール用のドライバパッケージ(現在あるのはamdgpu-install_21.50.50000-1_all.deb)をダウンロードしてきて、これをインストールします。

インストールしたら、

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo amdgpu-install

でインストールします。自分でコンパイル環境とソースを引っ張ってきてビルドするようなので、数百MBのダウンロードを行った後でコンパイルを行うようです。

で、Linux Mintのデフォルトのkernel 5.13系で起動してインストールしようとしたところ、5.8系をインストールしたためか、依存関係に矛盾があるということで失敗してしまいました。

どうせならということで、クリアインストールすることにしたのですが、手元にUbuntu 20.04.4 LTSのインストーラが入ったUSBメモリがあり、(LinuxMintだと思って)起動したところ2画面とも正しく認識することに気づきました。

で、「もしかして、Ubuntuはドライバインストールしなくても大丈夫なのでは?」と思って、そのままインストールしたところ・・・インストール後は全く画面が出なくなりました。

仕方ないので、GRUBのところからRecovery Modeで起動して、上記の手順でインストールしてから、通常手順で起動すると無事に2画面表示できるようになりました。

それにしても、インストール手順が書いてある

https://amdgpu-install.readthedocs.io/en/latest/install-prereq.html#downloading-the-installer-package

にたどり着くのにすごく苦労しました。もう少し探しやすくしてほしい・・・。

CircuitLabで簡単な回路シミュレーション

いろいろ作っていると、「ちょっとこの考え方でいいんだよなぁ?」ということがあります。

まじめにやるならSpiceを引っ張り出してきてシミュレーションということになるのですが、ちょっと手軽に確認したい、というケースではそれも面倒です。そんなときに使えるWebサイトはないかと探したところ、CircuitLabというサービスがありました。

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電源電圧周波数監視3.0(3)

これでttyS0経由でRaspberry Pi側にデータを持ってくることができるようになりましたので、以前のサーバプログラムを改良して、電源周波数変動、電源電圧(実効値)の変動、最大電圧の変動などをリアルタイム表示できるようにしました。(公開しているページはこっち

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電源電圧周波数監視3.0(1)

電源周波数監視用の基板はこれまで何度か作ってきました。

しかし単にトランスにフォトカプラをつないだだけの簡単な手抜きハードウェアで、ゼロクロス点ではなく中途半端な電圧がスレッショルドになっていたために、電源波形の乱れに由来すると思われる誤計測があったりしていました。

で、今回はこれを改めてみることにしました。公開しているページはこっち

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フンガトンガ・フンガハアパイの大噴火の気圧変動をとらえた(3)

地球を一周した後、さらに回ってきたと思われる気圧変化が観測されたとのこと。

この時間の気圧の記録です。朝9時頃に飛び出たデータがあるのがわかります。この変動は何か変だとは思っていたのですが、まさか地球を一周回ってさらにやってきたものとは思いませんでした。


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