久しぶりにUSBメモリにLinuxをインストール

以前、超小型のUSBメモリ(というより、SDHCカードリーダ)にLinuxをインストールして使っていましたが、結局カードリーダ側が4個すべて壊れてしまいました。かなり熱を持っていたのと、どう考えても放熱できないので、そのせいで壊れたような気がします。まあ、そもそも連続運用するような想定で作られていないでしょうが。

すべて壊れてしまったので、追加で買ってもまた壊れるだけだと思いましたので、それ以降はUSBでの運用はHDDに限定していました。しかし先日、100円ショップダイソーでMicroSDHCカードリーダ(105円)を見かけました。100円なら壊れても動かなくても諦めがつく、ということで、これに先のカードリーダに挿していた8GBのMicroSDHC(class10)を挿して、LinuxMintを普通にインストールしてみました。

今回はRemasterSysで構築済みの環境のDVDを作成して、これでインストールしてみました。手順は、例によってオンボードのSATAを禁止して/dev/sdaがUSBメモリになるような状態をつくって、HDDへのインストールと同じ手順です。

インストール自体は何ら問題なく完了し起動も問題ありませんでしたが、今回インストールに使ったマシンはメモリを4GB搭載していたせいか、SWAP領域が4GB以上取られていて、起動後アラームが発生しました。これについては SystemRescueCD を起動して Gparted でSWAP領域と拡張領域のサイズを縮小し、その分基本領域を広げて対処しました。

さらに、少しでも遅いのを補う目的で、アクセス時間の記録の禁止し、一時ファイルをRAMに置くため、/etc/fstabを以下の通り変更しました。赤字部分が追加箇所です。

# / was on /dev/sda1 during installation
UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx /     ext4  noatime,errors=remount-ro 0  1
# swap was on /dev/sda5 during installation
UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx none  swap  sw  0  0
# tmpfs
tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime 0 0

起動時間は長いですが、動き始めたら快適に動くようになりました。

Linuxでインターネットラジオを楽しむ

最近(といってもずっと前からですが)のWebは動画などを別にすると音がなくて非常に寂しいです。そのため、ラジオを聴くことが多いです。

以前は秋月で買ってきたインターネットラジオキットで聴いていたのですが、東日本大震災と同じ時期に壊れてしまいました。物理的な破損はないのですが、設定した内容が保存されなくなってしまったのです。おそらく搭載されているEEPROMが壊れているのでしょう。ただの偶然だとは思いますが、なぜ東日本大震災と同じ時期に壊れたのかは謎です。寿命に達するにはこの程度の使い方ではファームウェアにバグがない限り早すぎますので。

で、せっかくなのでLinuxで聴くことにしました。

1.インストールと起動

LinuxMintのソフトウェアの管理で「radio」と打ち込んで検索すると最上位に上がってくるのが radiotray です。評価も高そうなので、これをインストールしてみます。

さくっとインストールして、「サウンドとビデオ」のメニューから起動すると、右下のアイコン表示領域に上の画像の左上のアンテナマークがアイコンとして収まります。操作はそのアイコン領域からジャンル別に並んだ放送局を選択するだけです。

やや難があるとすると、音量の設定が「設定」→「Volume Up/Down」で5%ずつ変化するだけだということです。初期値100%なので、半分にするには10回繰り返さなければなりません。

2.放送局の追加

「設定」→「Configure Radiostation」(多分。途中から切れている)を選ぶと、ブックマークの編集画面になります。「追加」を押すと、タイトルとURLを入力するウインドウが開きます。

ここに入力するURLが問題ですが、ここには SHOUTcast のアドレスを入れれば良いようです。

http://www.shotcast.com を開くと、Webラジオの放送局リストが出てきますが、ここで好きなものを選びます。最終的に放送局を選ぶ際に、右クリックで「新しいタブで開く」を選ぶと、別のタブで再生が始まりますが、その時に、

http://yp.shoutcast.com/sbin/tunein-station.pls?id=1269641

というような id 付きのURLがアドレスバーに表示されます。これをURLとして設定すれば良いようです。

3.その他

設定した内容(放送局リスト)は、

~/.local/share/radiotray/bookmarks.xml

に保存されるようです。

同じディレクトリにある config.xml を弄ると通知の有無やボリュームのステップなども変えられそうです。

使用した感じは上々です。これでしばらくは大丈夫そうです。

APTonCDによるDVD作成

前回の続きです。

apt-mirrorによってリポジトリを作成したら、パッケージファイルをキャッシュディレクトリに移動します。このあたりは、こちらを参考にしました。(LinuxMintなので、ルート権限の扱いのところだけ修正してあります)

$ cd /var/spool/apt-mirror #ミラーの格納用ディレクトリに移動
$ find mirror/ -iname *.deb | sudo xargs mv -t /var/cache/apt/archives #パッケージファイルを検索して、各ファイルをキャッシュディレクトリに移動

処理は1分くらいで終わりますので、APTonCDを起動します。

多分リストアップ処理をしているのでしょうが、かなり時間がかかります。

完了すると、ディスクに書き込むパッケージを選択する画面が出てきますが、ここまでの手順ですと、トータルで36901ファイルで40.4GB、選択されたものだけでも33859ファイルで35.8GBとの表示が出ています。容量に差があるのは、同じパッケージが複数ある場合には、バージョンが古いほうが除外されるためです。

で、このままBurnを押すと・・・・DVD9枚という表示が出ました。さすがにちょっと・・・ですねぇ・・・。

 

USB顕微鏡をLinuxMint11につないでみた

ジャンク箱を漁っていたら、USB顕微鏡が出てきました。

Windows用のドライバCDROMがついているのですが、確かウイルスチェックで引っかかるのでどうしようもなくて放置してあったものです。で、今回、Linuxで動くなら試してみようと思います。

とりあえず、LinuxMint11のマシンにつないでみました。

$ lsusb
Bus 005 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 004 Device 009: ID 046d:c526 Logitech, Inc. Nano Receiver
Bus 004 Device 003: ID 04d9:1400 Holtek Semiconductor, Inc. PS/2 keyboard + mouse controller
Bus 004 Device 002: ID 0557:7000 ATEN International Co., Ltd Hub
Bus 004 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 003 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 002 Device 002: ID 093a:2620 Pixart Imaging, Inc.
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
$

デバイスとしては認識しているようです。デバイスIDの093a:2620を元に検索していくと、こちらのページにたどり着きました。こちらの記載によれば、kernel 2.6.33 以降だと対応しているように見えます。dmesg を見ると、

$ dmesg | tail
[76788.780056] usb 2-2: new full speed USB device using uhci_hcd and address 2
[76789.122045] Linux video capture interface: v2.00
[76789.138157] gspca: v2.12.0 registered
[76789.143388] gspca: probing 093a:2620
[76789.148267] input: pac7302 as /devices/pci0000:00/0000:00:1d.0/usb2/2-2/input/input16
[76789.148685] gspca: video0 created
[76789.148788] usbcore: registered new interface driver pac7302
$

ということで、確かに認識していて、video0 というデバイスファイルが生成されているように見えます。

そこで試しにWebcamで写真を撮るツールの Cheese(サウンドとビデオの下に標準でインストールされています)を起動してみたところ、なんと動いてしまいました。所詮はVGA解像度ですし、明るさの自動補正がなにかおかしいですが、何もせずに動いてしまったのは驚きです。回路図をインクジェットプリンタで印刷したものを撮ってみるとこんな感じです。

apt-mirrorによるリポジトリの取得

LinuxMintやUbuntuは非常に使いやすいし、いろんなOSSベースの作業環境になっています。ただ、インターネットが使えない環境ではパッケージの追加もままならないので、途端に利用のハードルが上がってしまいます。

しかしながら、そんな環境で役立ちそうなのがapt-mirrorとAPTonCDを使ったリポジトリのコピーを作成することです。

今回は、LinuxMint11の環境で実際に試してみることにしました。

1.LiveCDの準備

使用する環境を構築し、まずはRemasterSysでライブDVDを作成します。インストール時にはこれを使ってターゲット環境を構築します。

2.ソフトウェアの準備

APTonCDはデフォルトでインストールされているようですので、パッケージマネージャでapt-mirrorを追加インストールします。

3.apt-mirrorの設定

/etc/apt/mirror.lst を編集します。Synapticパッケージマネージャのリポジトリの設定を見ながら、必要なリポジトリを追加していきます。ソースパッケージは大きくなるだけなので、コメントアウトしました。

############# config ##################
#
# set base_path /var/spool/apt-mirror
#
# set mirror_path $base_path/mirror
# set skel_path $base_path/skel
# set var_path $base_path/var
# set cleanscript $var_path/clean.sh
# set defaultarch
# set postmirror_script $var_path/postmirror.sh
# set run_postmirror 0
set nthreads 20
set _tilde 0
#
############# end config ##############
deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty main restricted universe multiverse
deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty-security main restricted universe multiverse
deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty-updates main restricted universe multiverse
#deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty-proposed main restricted universe multiverse
#deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty-backports main restricted universe multiverse
deb http://archive.canonical.com/ubuntu natty partner
deb http://extras.ubuntu.com/ubuntu natty main
deb http://packages.medibuntu.org natty free non-free
deb http://archive.getdeb.net/ubuntu natty-getdeb apps
deb http://dl.google.com/linux/chrome/deb stable main
#deb-src http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty main restricted universe multiverse
#deb-src http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty-security main restricted universe multiverse
#deb-src http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty-updates main restricted universe multiverse
##deb-src http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty-proposed main restricted universe multiverse
##deb-src http://archive.ubuntu.com/ubuntu natty-backports main restricted universe multiverse
clean http://archive.ubuntu.com/ubuntu

4.ミラー開始

# sudo apt-mirror

でミラーを開始します。

・・・が、取得するサイズが40.3GiBと出ました・・・。
DVD-Rでも現実的なサイズではないですねぇ・・・。Blue-Rayになら2枚で収まるのでなんとか現実的な範囲ですが・・・。

Atom230を復活させました

余っていたGA-GC230Dマザーを自宅サーバの実験用に復活させました。

Mini-ITXのケースは大きさの割に高かったり、レイアウトが苦しかったりいろいろあるのですが、Amazonで見つけたJX-FX100Bというケースは大きさも手頃で、150Wの電源付きで価格も4880円と安く、しかも(当たり前ですが)Amazonで配達してくれます。

なので、ポチッとしてしまいました。

Amazon.co.jpから画像を借りました

5000円程度のケースの割に、見た目はまあまあです。側面および上面のカバーはよくある塗装ではなく、ヘアライン加工風のシートが貼ってあるようで、振動抑制に効いているのかもしれません。写真に写っているフロントのCDドライブベイはフタではなく、中にCDドライブを設置してイジェクトすると、手前に開くタイプです。つまり、CDドライブを設置した状態で上記の写真の状態になります。

で、早速余っていたGA-GC230D、2GBのDDR2-800のDIMM、320GBのSATA-HDD、4倍速のDVD-RW(RAMじゃないのが使いにくい・・)を組み込みました。中のスペースはMini-ITXにしては余裕があり、取り回しは楽な方です。背面にはフルハイト(=LowProfileではない)のスロットが一つあるので、何かのカードを増設することも可能ですが、電源ケーブルの長さなどから言ってちょっと苦しかったです。5インチベイを使わなければ、5インチベイにHDDを取り付けて、スペースを空ける手もありそうです。

で、組み立て完了して電源投入しますが、背面のファンが8センチということもあって、かなり静かです。これなら24時間運転してもあまりうるさく感じることはなさそうです。また、5インチベイと3.5インチシャドウベイにそれぞれHDDを入れて、ミラーリングやストライピングに使ってみる、という手もありそうです。安価な5000円のMini-ITXケースですが、値段の割にはお勧めです。

LinuxからFreeNASに接続する

Windowsからは昨日の設定でほぼ何も考えずに接続できるようになりました。

Linuxから接続する場合のことを書いておきます。

今回はLinuxMint11から接続してみます。

Nautilusのメニューから、「移動」→「ネットワーク」を選択します。

すると、「Windowsネットワーク」のアイコンが出てくるので、ダブルクリックします。

すると、ワークグループごとにアイコンが出てくるので、設定したワークグループの方を選択します。
(下記でモザイクがかかっている方です)

コンピュータ名がでてくるので、FreeNASに対応するアイコンをダブルクリックします。

共有名がでてくるので、該当するものをクリックします。

パスワード入力画面になりますので、ユーザー名、ワークグループ名とパスワードを入力します。

無事に接続できました。

書き込みができない場合は、FreeNAS側でログインしたユーザーのパーミッションがあるかどうか確認する必要があります。

<追伸>

デフォルトでワークグループが「WORKGROUP」になるのはクライアント側(LinuxMint側)の設定のようで、/etc/samba/smb.conf の中の 「workgroup=WORKGROUP」を書き換えてやればいいようです。書き換えてやると、「移動」→「ネットワーク」にでてくるネットワーク一覧の中にコンピュータ名も出てくるようになりました。

FreeNASの設定

昨日に引き続き、FreeNASの設定をやってみます。

1.一般的設定

「システム」の「設定」で一般的な項目を設定します。

  • 言語を「Japanese」に変更
  • タイムゾーンを「Asia/Tokyo」に変更

2.グループ、ユーザの追加

「アカウント」の項目でグループとユーザを追加します。管理ユーザーグループと普通のユーザーグループ、管理ユーザー(自分)と普通のユーザー(嫁さん)をそれぞれ追加しました。元々の目的は、嫁さんが適当にファイルを弄ってしまうので、誤って消してしまうのを防ぎたい、ということにあります。ですので、それぞれアクセス権を設定するためにグループもわけておきます。

3.ストレージ関係

「ストレージ」の「ボリュームの作成」でボリュームを作ります。

今回は、250GBのディスクはリモートの作業領域にするということで、単独でZFSファイルシステムにしてみます。ボリューム名は「WORK」としました。2TBのディスク2台はまとめてZFSファイルシステムにしますが、mirrorの設定をして、ボリューム名は「DATA」にしました。これでミラーリングがされている、と思います。さらにこの後、CIFSで共有をしたときに、Windowsからのユーザーアクセスができるように、所有権とアクセス権を変更しておきます。

所有権は自分、アクセス権はDATAは基本的に自分しか書き込まないので、その他のライトパーミッションは落としておきます。

4.CIFSの設定変更

Windowsでの共有に向けて「サービス」の「CIFS」で設定を変更しておきます。

  • NetBIOS名
  • ワークグループ
  • DOS文字セット・・・「CP932」に変更
  • Large RWのサポートにチェック

くらいでしょうか。もちろん、Windows側と合わせておかなければならないはず。

5.サブディレクトリの構築

シェルでDATAの下にサブディレクトリを作ってパーミッションを設定します。WebUIから作る方法は見つかりませんでした。

6.共有の作成

「サービス」→「CIFS」→「共有の作成」でWindowsの共有を作成します。

名前、パスを入力したら、「Inherit Owner」「パーミッションの継承」「ゴミ箱の有効化」などをチェックして、OKを押します。

7.サービスの起動

「サービス」→「サービスの制御」でCIFSをONに変更すると、しばらくしてWindowsから見えるようになるはず・・・。

MicroServer到着、FreeNASのインストール

注文していたMicroServerが到着しましたので、早速、先に確保していた2台の2TBのHDDを組み込みました。噂通り、工具はドアの内側に取り付けられているので、ドライバ要らずです。元々250GBのHDDがついているので、その脇にとりつけました。よって、HDDのベイの左から、

  1. 標準でついてくる250GBのHDD
  2. 増設2TB
  3. 増設2TB

ということになります。SystemRescueCDをインストールしたUSBメモリを挿して起動すると、認識されていることが確認できました。

で、試しに早速FreeNASの8.0.2をインストールしてみます。インストール先はUSBメモリにすることにしましたので、機内のUSBコネクタにUSBメモリを挿して、CD-ROMに書き込んだFreeNASのISOイメージをUSB-CDROMから起動します。

しばらくすると、インストールメニューが出るのでそれに沿ってインストールしていきます。

インストール先のメニューは、

  • ada2 – HGST HDS723020 — 1.8TiB
  • ada1 – WDC WD20EARX — 1.8TiB
  • ada0 – VB0250EAVER — 232.9GiB
  • da0 – silicon power — 1.9GiB

と表示されましたので、最後のda0を選択します。(表示を見ていると、USBメモリにインストールするのがお勧めのようです)

放っておくと、イメージのコピーが終了して再起動を促されます。

で、再起動してやると、懐かしいFreeBSDっぽい画面がでて、起動シーケンスが進んでいきます。立ち上がると、CUIによる初期設定画面になりますが、DHCPでIPアドレスを取得しているようで、ブラウザですでにアクセス可能なようです。ただ、IPアドレスを変更してもすぐに反映されないのと、adminのパスワード変更がうまくいかないので、一度リブートをかけました。しかも、リブート後にWebアクセスするとIDとPasswordを訊かれるのだけど、なぜか変更にトライ(結果はNGだったのに・・)したパスワードになってました。この辺がよくわかりませんね・・・。

さらに、コンソールからシェルを起動して、rootのパスワードを変更しておきます。

で、ボリュームを生成しようとしたのですが、ここでUFSとZFSというファイルシステムが選択できることを知りました。

このZFS、@ITの記述によると凄い機能があるようです。

  1. ディスク容量の制限が事実上ない
  2. 不慮の電源断に対する考慮が不要
  3. フォーマットも不要?
  4. スナップショット機能でディスク消費なくバックアップを取れる(障害に備えるものではないですが)

ということで、ぜひともZFSにしたいと思います。

しかしながら、ZFSは非常に革新的なファイルシステムなようなのですが、いかんせんメモリを食うようです。そこで、早速、増設メモリ(4GB×2枚、Non Registered、ECC付き DIMM、Kingston KVR1333D3E9SK2/8GI)を注文しました。

#しかし、freenas.org にアクセスしようとすると、Chromeが「フィッシングサイトだ」とアラームを挙げるのはなぜなんだろう??

自宅ファイルサーバ更新計画

いま、自宅のファイルサーバは玄箱Proに1TBのHDDを入れて、Debianで運用しています。中身はデジカメやスキャンした写真やムービー、自炊して処分した本のPDFファイル、これまでに作ったプログラムや回路のデータなどです。

そして、HDDはいつか必ず壊れるので、バックアップを取っています。バックアップはBunBackupというフリーソフトウェアを使ってUSB接続外付けの1TBのHDDと、USB接続外付けの2TBのHDDの2箇所に取っています。しかし、これが結構面倒くさいのです。

先日、ふとしたことから、HPのMicroServerのことを知りました。

  • 何より小型。しかも静からしい。
    高さが30cm弱。マイクロタワーより小さい。構造をみても静かそうな感じはする。
  • 価格が安い。
    現行品のTurionII NEOを搭載したものでも、リストプライスで35,700円から。
    一つ前のAthronII NEOを搭載したモデルは実売で22,000円程度で買えてしまう。
    違いはCPUの周波数(ブランディングは違うけれど、前モデルは1.3GHz動作、現行モデルは1.5GHz動作の違いのみ)やメモリ搭載量(前モデルは1GB、現行モデルは2GB)。メモリは「PC3-10600E DDR3 UB ECC」とECCタイプだけど、8GBで1万円でお釣りが来そうなので自分で交換すればよし。
    ちなみに、玄箱PROは価格COMでも16,000円くらいが最安値(秋葉原店頭では3万円手前くらいだった気がする)なので、いかに安いかがわかります。
  • リモートアクセスカードがオプション設定されている
    リモートアクセスカードを使えば、電源のON/OFFやBIOS設定から遠隔でやれるらしい。しかも、この手のカードとしては破格値の8000円で買える。ネットワークさえ確保できれば遠隔地に自分の管理下でバックアップを取ることも可能になる。(この場合、MicroServerの方をバックアップにすることになりますが)

というわけで、発注してしまいました。先日買った2TBのハードディスク2台は、このMicroServerでRAID1(ミラーリング)を構成するために買ったものです。ミラーリングなので、同時に壊れては困るので別のドライブにしたわけです。

今は到着待ちです。